トラブル退治③リアハブベアリング交換
でリアブレーキの固着を修理したらハブベアリングも要交換だったので交換するというお話です。
まずベアリングキットを用意しました。左右1つずつ。
ベアリングはフランスの「SNR」と言うメーカー製です。日本にいると日本のメーカー以外のベアリングを見かけることが殆どないですから、珍しいですね。SNRはルノー出資のメーカーだったらしいですが、現在は日本のNTNに買収されているようです。
使用工具はこちらですが、前回のDCTオイル交換も一緒に行っているので余計な工具も入っています。
この作業では36mmのソケット、スナップリングプライヤが必要になります。スナップリングプライヤは手持ちのものでは用が足りず、この写真にあるのは作業中アストロで買い足したものです。グリスは使用しませんでした。
あとこの写真にはありませんが、ベアリング打ち込みようにプッシングドライバーを用意しています。
まずはハブを外しました。スナップリングを外しましたが、手持ちのクニペックスのものではサイズが合わず、このKEIBAのプライヤーでどうにか外せましたが付けることは出来なかったのでアストロで新しく購入しました。
次にプッシングドライバーとハンマーを使ってベアリングを打ち抜く・・・・と言いたいところだけど全く打ち抜けない!固いのなんの!
めちゃくちゃ時間がかかった挙げ句・・・インナレースが外れ、後戻り不能!
まあなんとか外れたんですけどね・・・・こらは油圧プレスで行う作業ですね絶対。
ベアリングを打ち込むのもプッシングドライバーを使うほかないんですけど、ただ単に打ち込むだけではまたインナーレースが外れてしまいそうで・・・・・仕方が無いので手持ちのボルトを使ってサンドイッチ構造にします。
ボルトをねじ込んで、ベアリングより大きいブッシュでベアリングを挟んで固定。で、ハンマーで打ち込む。これならなんとかなるでしょ。まぁなりました。めちゃくちゃ時間かかっているんですけど。
最終的には古いベアリングを使って打ち込んでいます。
これを見て参考にしようとしている方、まったくお勧めできません。油圧プレスを使うべき作業と思います。
作業の方はどうにか無事に終わり、スナップリングを取り付けて・・・・・
各部規定トルクで締め付けて終了。
異音は消えました。
まぁこれでどうにかなるかな。
ちなみに、ベアリングキットに付属しているハブナットは少々形が違います。
取りあえず締め付けていますが、後日正しいハブナットを入手したので交換しました。これで完了!
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