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「停車時や低速走行時にエアコンが効かない！」

もう半年以上も前、夏場の話になります。

走っているときは涼しいけど、停車時クーラーが効いていないことに気が付きました。

これって気のせいでしょうか。そうと思いたいのですが。

停車時にクーラーをマックスに入れ温度計を刺してみるとご覧の通りでした。

外の方が涼しいワイ！殺す気か！

8耐の車中泊を2週間後控えるこのタイミングで・・・・・

ファンに電源が来ていない！

どうも停車時にコンデサーファンが回っていないような感じ。ファンに繋がっているコネクタにテスター指してみましたが、電源も来ていないです。たまに12vを計測するときがありますが高速回転しているときのようです。低速のみ回転しません。

※ちなみにこの電源ケーブルは下の写真のスペースに手を突っ込まないと外せません。バッテリーケースとファンの間です。狭いので指に擦り傷を負います。上の写真のようにバッテリーケースを外せば楽に外せますが、下からのほうが楽だったとしばらくして気が付きました。

8耐までの期間で修理完了は無理な話。動くときもあるし、このままこの車で行くかあるいはレンタカーを借りるか・・・・

結局、この車で行きました。

結果、死にそうになりました。

今年の8耐は暑かった・・・・・

ちなみに今は修理完了。普通に動いています。

結果を先にいうと交換したのはこの部品。コンデンサーファンのレジスタンス。

中華製で数千円の部品。でもこの部品を変えるのにここまで外さないといけない！あとバッテリケースも！

ここまで来るにも長かった・・・・

リレーとヒューズを疑うものの・・・

まずどこかにコンデンサーファンの低速と高速を切り替えるリレーがあるのではないかと思い、ヒューズボックスを確認。どのリレーがどういう動きをしているのか正確に分からないけど、入れ替えたり外したりした結果コンデンサーファン不良に関係するリレーはなかったようです。

ヒューズの断線を疑い、一つずつテスターを当ててみたところ配線図によれば全然関係ないヒューズにテスターを当てたところで突然ファンが回り始めました。

なんと、どういうことなの？

ヒューズの交換で直るなら安いもの。ボックス内のヒューズをいくつか外してみると結構劣化しているので、せっかくなので車内のヒューズを合わせ全部交換して見ました。

でも、ファンは回らず。回ったのはあの時だけ。偶然だったのだと思います。まぁ将来のトラブル予防としてヒューズを替えたと思えば特に無駄だったと思いません。殆どが在庫品ですし。

パーツリストにて・・・

でもいまいちファンに繋がっているケーブルが0Vだったり12Vだったりする理由が分かりません。どこで電源切り替えてるの？

パーツリストを見ていたらファンに付いている「RELAY-FAN COLLING」という部品を発見しました。

こいつかな～と思いつつファン本体だったら嫌だな～と思いファン本体を探してみたら結構なお値段するので諦めました。リレーのみで探してみると海外製のが流通していて7,8千円くらい？アマゾンで検索したら中華製「Blower resistance」なるものを発見。3,839円。

純正がいくらするかは分かりませんが、どのみち壊れる部品ですのでアマゾンで購入しました。それが2番目の写真のやつ。

早速交換だ！

この部品を取り外すにはまずフロントバンパーを外す必要があります。5枚目の写真の状態です。ホイールは外さなくても出来なくはないけど外せるなら外した方が圧倒的に楽です。

あとバッテリーケースを外さないと行けません。これが結構面倒なんですよね～。もう慣れましたけど。

サクッとリレーを交換したいところですが、余裕あるナイスミドルとしてはせっかくのこの状態になったのでラジェーターとコンデンサーのフィンを修復しておきます。DR250Rのレストア作業依頼の登場。KEIBAのメタペンです。しかしフィンは驚くほど柔らかくやぶ蛇だった感も否めません。

これ以上はもったいぶらずリレーを外しました。見えているコネクターに新しいリレーを繋ぎます。

結果、直りました。

良かったね！

交換して直った後でなんですけど、ブロワ抵抗器でファンの回転速度を制御しているようですね。

「停車時や低速走行時にエアコンが効かない」って症状が出たら真っ先に疑う部品だったかもしれないですね。

また一つ賢くなりました。