日本大学ラグビー部黙認サイト
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本日行われたリーグ戦第3戦・大東文化大戦は19-26(前半14-21)で敗戦となりました。

まず現実的なことを書くと、これから4連勝しても選手権出場はかなり厳しく、また現在3連勝中の3チームが入替戦に回る7位以下になることはまずないはずで、6位以上を争う立正大・法政大・大東文化大・拓殖大のうち立正大・法政大・大東文化大には負けている都合上勝ち点が並んだ場合上には行けませんから、6位以上という結果もかなり厳しいものとなっています。

ただ、希望を捨てずに頑張って欲しい。今日の試合、実はチームが崩壊していないかを心配していました。

噂話を信じる信じないは別として、アメフト部の話から始まり春からいろいろあったと漏れ聞いています。文春の報道もありました。開幕戦も出場辞退が現実味帯びていた中で出場していたという噂も聞きました。1点差で開幕戦を落とした後は部内暴行の件で被害届が受理されたとの報道があり、報道も過熱しました。そんな騒動の中迎えた法政大戦は完敗でした。

正直、もう持たないかなとも思いました。

しかしながら本日のハリケーンズの姿を見てホッとしました。確かに3連敗となりました。でも現実的に何位になれるかどうかは別にして、新たなスタート切ったつもりで頑張って欲しいと思います。

一連の報道、騒動についてずっと触れずに来ていましたが、私にも思うことはありますが話は長くなります。かいつまんで書きますと「去年の状況はとても心配していました」。

昨年、新しく就任した菊谷崇ヘッドコーチは就任会見で「今すぐにでも優勝させてあげたい」「(100周年を迎えるころには)連覇していたい」と語っていましたが、成績を落とす結果となりました。

が、正直言って私に成績を落としたことに対してとくにどうとは思っていませんでした。強い弱い、結果を残せる残せない。毎年戦力が入れ替わる大学のチームは、そんなことは仕方のないことで、強豪チームであっても毎年強いとは限りません。それに戦術が変われば1年くらい上手くいかない年だってあるものです。

ただ、試合会場で部員を見かける度「部内が緩み始めているのではないか」ということがずっと気になっていました。2020年の頃とは雰囲気がだいぶ変わっているように感じていたのです。

こんな状況でチームが強くなっていけるか？そもそもそこは疑問ではありますが、仮にこのまま強化が進み連覇で100周年を迎えていくにしても、このままでは「ただラグビーが強いチーム」になっていきそうな気がしました。

そんなチームにどこまで私が感情移入できるか？

2019年。たまたまテレビで見かけたハリケーンズの試合に胸が熱くなり、勢いでさくら組を復活させました(復活のご挨拶と長い言い訳編参照)。

それから程なく、部員の一人が大麻取締法違反で逮捕される事件が起き、寮にも家宅捜索が入ってラグビー部は無期限活動停止となりました。

さくら組を復活させたと言ってもどうせ殆ど知られていないし、このままフェードアウトしようかと思いましたが気を取り直してラグビー部の復活を待ちました(無期限活動停止処分を受けて参照)。

その後、ラグビー部は立ち直りました。指導者、部員、保護者。歴代の方々の弛まぬ努力があったものと思います。GO 100。100周年に向けて、日本一に向けて。再び走り出しました。

大麻事件の時は思い止まったフェードアウトも、「ただラグビーが強いチーム」になってしまった場合どうなるか？

私の学生時代、確かにラグビー部は強化が進み強かったのですが強いだけのチームではありませんでした。医学部で医者を目指す学生がレギュラーでトライ王を取るチームでした。監督が成績表を提出させ勉強を疎かにしている部員には雷を落とすこともあったと聞いています。春は授業優先、学生主体。「体育会系」に無縁かつ愛校心にも縁がなかった私が興味を持ち始めた理由もそこにありました。

その後強い弱いなどいろいろありました。ただチームの根本的な部分はそれほど変わっていなかったように思います。だから不正定期事件で2部落ちしたときだって変わらずやってきたつもりです。

でも逆に強化が進んで連覇を果たしたとしても「ただラグビーが強いチーム」では感情移入できないし同じ穴の狢と思われるのはまっぴらごめんです。

このあたりが私の立ち位置ですから、昨年の状況はとても心配しておりました。

今年のチームは芯の強いチームと思います。

ここから再出発して、望みうる最高の結果を残して欲しいと思います。

次戦は拓殖大戦。チーム一丸となって臨むことを願います。