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世の中、経験してみないと
わからないことだらけですね。

フランス車の日常No.005

ルーテシアのリコールとオイル交換

さて、この車ですが。
購入後初めてオイルを覗いてみたときからけっこうオイルが黒く・・・・・。
オイルも結構減るし。
まさか新車でオイル上がりも下がりもないだろうし、ブローバイかな、などと思うこともあったものの・・・・
(ダウンサイジング)直噴ターボってこんなものなのかも知れないなんて勝手に納得したりしていたのですが・・・

昨年11月に出ました。
リコールが。異常でした。

https://www.renault.jp/after_service/recall_data/3126.html

やはりブローバイが逆流してバルブ周りやピストンを汚しているようです。
ディーラーでバルブとピストン洗浄、異常があれば新品エンジンに交換ですって。
こいつは大変な作業ですなぁ!人ごとですけど!

1台修理するのに1日かかるだろうし様子を見ておりましたがオイル交換の時期になったし、そろそろ(納車以来一度も行っていない)ディーラーに声をかけてみたら。
まだ100人の予約を捌いていないので待ってくださいですって!
・・・・100人って!
逆に何人終わっているでしょう?
こいつは大変ですなぁ!人ごとですけど!

しかたがないので、とりあえずオイル交換を済ませます。
いつも使っているのはこのオイル。
A.S.H(アッシュ) FSE 5W-30と0W-20。

たいへん性能のよいオイルでして、ライフもたいへん長い。
1万キロは劣化を感じず平気で走ります。
でもこれお高いんでしょう?
って言われればお高いですが、普通のオイルより3倍長く使えるので、まぁ気にしません。といえばウソになりますが。
ちなみに0W-20の方は普通売っておらずカタログにも掲載されていないません。
最初5W-30を使っていて0W-20に変えたら調子も燃費も良くなったんですけど、オイル減った分5W-30継ぎ足したらもっと良くなった気がしたのでブレンドするのが良いのかも知れません。

今回もこれを投入したいところですが、次のオイル交換(リコール修理)がいつくるか分からず、無駄にするのももったいないので今回は安いオイル入れておきます。
購入したのがこれ、モリドライブサイレントプラス5W-30。

なぜモリドライブか?
それは・・・・・モリ元会長へのオマージュではなく、

緑だから。
昔は緑のオイルもいっぱいあったのですが。
高いのだとモチュール300Vとか、安いのだとホンダ二輪の純正オイルだとか。
減摩剤に液体モリブデン入れると緑になるんですよね。
今は(価格的にも)もっといい減摩剤が出たからなのか、エステルが当たり前になってベースオイルの性能が上がったからなのか・・・
緑のオイルも希少になり、もはやモリドライブだけなのかも知れません。

緑のオイルがなぜ良いかと言えば、一度入れるとエンジン内に残っている真っ黒なオイル(の色)が薄まるから。
それだけの理由で、その昔DR250Rにホンダの緑オイルをフラッシング代わりに使ってました(使うの1リットルだし)。
今回もそんな理由です。
今回はさらに、フラッシングも試してみます。

フラッシングオイルが抜けきらないのがイヤで普段やりませんが、今回このオイルは(おそらく)すぐに交換するし、その後のオイルもすぐに変えるだろうから次ASH入れる頃にはフラッシングオイルもほぼ排出出来ているはずです。
緑のオイルとフラッシングオイルで真っ黒なオイルもかなり減り(薄まり)、次回ASHを入れた後はそんなに黒くならないはず・・・・。だとイイネ!

ということで、オイル交換に入ります。
使用するのはフィルター用交換用の27mmのレンチと、ドレンボルト脱着用のスクエアソケット(っていうかどうかは知らない)。
それにアンダーカバーを外す時に使うトルクスT25と10mmのソケット。

頭が四角いソケットなんて工具屋でもまず見ませんね。
これはコーケンのソケットですがKTCとかでは存在しないかも。

スロープとお風呂マットを使って下に潜り・・・・

オイルを排出。

出てきたオイルは真っ黒。でも粘度は問題なし。

フラッシングをオイルを投入してアイドリングして排出・・・

想像してたより真っ黒。
ところでワコーズのフラッシングオイルは赤かった気がしますがいつの間に茶色になったんですね。

最後、モリドライブを入れて終了。

最後に今回はワコーズのeクリーンプラスも入れておきます。
これは投入後3000キロで排出しないといけないので、今回くらいしか使いどころがない。

ちなみにいつもは交換する前にPAE系の燃料添加剤を入れて(往復)500キロくらい高速道路を少々回し気味で走っています。
バルブやピストン周りのカーボン落としに効果はあるはず。
すぐにオイル交換するからカーボンがオイルに入っても気にならないですしね。
今回はディーラーがやってくれるので何もしませんが。

ところで、このエンジン。
ドレンボルトは鬼トルクで締めなくてはいけません。
もう慣れましたが怖いのなんの。
それに加えてこのフィルターカバー。

樹脂製のくせして25N·mで締めろなんてめちゃくちゃな指定してきやがる。
さすがに無理です!

[追記①]
コーケンが欧州車用オイルフィルターの専用ソケットを製造・販売しておりました。
27mmは400M-24-36。さすがコーケン。
3/8sqで低頭なのがニクい。
27mmのソケットは1/2sqで大きいし、トルクレンチも大きくなっちゃうけど3/8sqならトルクレンチ使う気にもなるな。
ただ、1年に1回か2回しか使わない・・・・さすが手が出ないな~と思っていたらストレートにもありました。

ドレン&オイルフィルターカップレンチ27mm ( 12-6001 ) のご紹介 by 工具・整備工具の通販なら、ツールカンパニーストレート (straight.co.jp)

やったぜ。これなら買える。というか買った。

次回のオイル交換で使おう。ちゃんと25N・mで締めますYo!

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