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世の中、経験してみないと
わからないことだらけですね。

フランス車の日常No.014

ルーテシアのブレーキフルード(ブレーキオイル)を交換

サービスマニュアルによれば、ブレーキフルードの交換は4年又は12万キロごと。
前回車検時には交換しておらず、現在4年半くらい経っているので交換時期を少々オーバーしております。
リザーバータンク中のフルードは特に変色等はしているように見えませんが・・・・・4年半放置しているので、フルードは傷んでいるとは思います。
最近パッドを交換したばかりですから、液量はMAXまで来ていますね。

今回使用するのはこちら。8mmのめがねはブリーダーボルトを回すのに使用します。他の工具はタイヤ外し用。

それと、今回は「エア抜き用ワンマンブリーダー」を使います。
これは負圧を発生させてフルードを抜き取る特殊工具ですが、20年以上前(学生の時)に買って最近は殆ど使っていません。バイクのエア抜きはホースを交換しようがキャリパーオーバーホールしようが慣れてくればこれを使わなくても一人で出来ますからね・・・・。それと、この工具はいろいろ問題があるのです。それはまた後ほど・・・・・今回はバイクより抜くフルードの量が多いので、使います。ちなみにワンウェイバルブも装着済みです。

とにもかくにもタイヤを外し・・・・一番配管が長いと思われる左リヤからスタート。
リザーバータンクにフルードを継ぎ足しつつ、ワンマンブリーダーを使って古いフルードを抜き出します。

この画像ではわかりづらいんですけど、フルードの中に大量の気泡(エア)が見えています。今回はフルードにエアが噛むようなことは何一つしていないので、こんなはずはありませんが・・・・・

実は、これがこの手のワンマンブリーダーの一番の欠点。ボルトとホースの間からエアを吸い込み、フルードにエアが噛んでいるように見えてしまいます。
この欠点に気がつかず使い続けると、終わらないエア抜きになります(経験あり)。

ですので、「もうエアが抜けているはずだ」と判断したところで別の方法でエア抜きを試してみないといけません。
別の方法・・・・とは言っても、今回はワンウェイバルブを付けているので、ブレーキペダルを数回ポンピングするだけです。

エアが噛んでいないことを確認しました(噛むはずもないですけど)。
ただし、新しいフルードと古いフルードが色で区別が付かず・・・・念のため、かなりの量のフルードを投入しています。

まぁ、一番長い配管が終われば終わったも同然・・・・他の3輪分も同じように古いフルードを抜き出して新しいフルードに入れ替えました。色で新旧の区別が付かないし、残しておいても仕方ないので用意した1リットルをすべて使い切っています。

リザーバータンクのキャップとダイヤフラムは水で洗浄。フルードは吸湿性が高く水と混じり合うので逆に言えば水で洗浄できます。同じ理屈で、不測の事態(フルードをこぼしたなど)には水で対応可能です。

ちなみに・・・・冒頭で「バイクの場合例えキャリパーオーバーホール後であっても特殊工具を使わず一人でエア抜き出来る」と大見得切っておりますが、本当のところこれは趣味の世界の話でブレーキホース脱着後の作業であればこのワンマンブリーダーを使った方が早いんです。それじゃ味気ないので使っていないだけで・・・・。

今回もなんだかんだ言って助かりました。
ワンウェイバルブが付いていればポンピングするだけでフルードを押し出せますが、それでもワンマンブリーダーの方が楽です。

ただ、本文中にあるように必ずエアを噛んだ状態のフルードしか拝めないですから、これだけは注意が必要です。
あと、思い切り負圧をかけ過ぎるとエアも大量に吸い込むので肝心なフルードが出てきません。少しづつ負圧を掛けましょう。

ということでフルード交換は終了。
残る定期交換は冷却水のみ。暑いうちにやりましょうね・・・・・。

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