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前に運んでどうするの?
栄光のトライへ!

ラグビーの得点方法

グビーはスポーツ、それも球技なので当然のことながら得点をするために皆プレーをしております。ラグビーでの得点方法は

  • トライ
  • ゴールキック(コンバージョン)
  • ペナルティゴール
  • ドロップゴール

の4つ。ペナルティゴールとドロップゴールの二つはおいておき、今回はトライとゴールキック(コンバージョン)のお話です。

トライ

「トライ」は英語のTRY、そのままです。TRYというと何かを試す、挑戦するかのようですがラグビーで言うトライはそうではなく、「ゴールラインを越えてボールを地面につける(グラウディングする)」ことを指します。

↓これがトライだ!

ゴールラインを越える・・・。ゴールラインはまさしくゴール。知恵を持ち寄り体を鍛え練習してスキルを習得し、様々な工夫をして走ったり押したりしながら前進し、体をぶつけ合ってボールの取り合いをしつつ目指すゴールはここ!皆ここを目指して走り、パスを出し、相手にぶつかっています。

↓ここがゴールだ!

手で持ったボールを地面に付けないとトライと認めてもらえません。ボールを落としながら地面に付けるのは無効です。ボールと地面の間に指が挟まっていてもトライにはなりません。

↓ボールと地面の間に手の平を入れてトライを阻止

栄光のトライ。

なんだかんだ言ってもトライが生まれた瞬間がスタジアムが一番沸き立つときです。何を目指して前に進んでいるのか、と言えばやはりゴールラインを目指し、トライを目指しているのです。

ところで。
トライは英語のTRY、TRYそのままとお話ししました。英和辞典等で調べたところTRYは「試す」「やってみる」などの意味がある言葉です(※調べないとわからないわけではありません。念のため)。これがなぜラグビーでは得点の際に使われるか気になりませんか?

ゴールキック(コンバージョン)

はこれはトライの後に行われるプレーに関連しています。トライの後に行われるプレーとは、ゴールキックのこと。ラグビー場にある、特徴的なH型のポスト。

↓これ

このポストの内側、バーの上にボールを蹴り込むプレーのことです。トライをすると、ボールを地面に置き誰にも邪魔されない状態でこのキックを蹴り込むことが出来ます。下の写真の成功ゾーン、支柱と支柱の間、バーの上をボールが通過すれば成功です(バーの上であれば上は無限にOK)。

↓ここに蹴り込む

どこかから蹴るか?それはトライをした地点からゴールラインに垂直になりタッチラインと平行になる線の線上。わかりにくいですが、以下のような感じ。

ゴールラインの隅っこにトライした場合は隅っこから。真ん中にトライしたときは真ん中から。当然真ん中の方が成功する確率は高くなります。ゴールラインを突破した選手が、わざわざ真ん中に向かって走ってからトライする姿を見ることがあるかも知れませんが、それはこのためです。

で、これがなぜトライと関係しているかと言うと。
大昔のラグビー、ラグビー創生期はトライしても得点にはならず、ただ単にゴールキックの権利をもらうことが出来ただけでゴールキックを決めないと得点出来なかったそうです(聞きかじり)。得点することにチャレンジすることが出来る権利を得ることからゴールラインを越えてグラウンディングすることを「トライ」と呼ぶようになりました。トライ後のゴールキックを「コンバージョン(Conversion)」と呼んでいるのもこの頃の名残りと言えます。得点にトライし、得点にコンバージョンしていた時代の名残ですね。

現代では、トライももちろん得点になり、1回トライすると5点獲得できます。トライ後のゴールキックは2点。トライしてゴールも決まれば合計7点獲得です。

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