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ラグビーの観戦マナーってあるの?
観客席はノーサイド

グビーには「ノーサイドの精神」というものがあります。
試合終了後、対戦相手と共に健闘をたたえ合いシャワールームさえ同じものを使うというラグビー独特の文化を見た日本人が作った言葉ですが、日本では試合終了の合図も「ノーサイド」。
試合終了後は敵も味方もありません。なぜこんな話から入ったかというと、ラグビーでは観客席も「ノーサイド」、敵味方の区別がないからです。

「応援席」に敵味方の区別はない

グビーの試合は観客席も「ノーサイド」。同じ会場で観戦している人たちにおいて、特に「●○側の応援」という区別はされていません。敵味方関係なく、皆同じ試合を見に来ている観客で、観客に敵味方の区別はありません。

秩父宮で行われた日大vs法政のメインスタンド。4番ゲートの下の通路が真ん中。通路を挟んでピンクのタオルや旗を持った日大ファンが点在しているのがわかる。オレンジのレプリカジャージを着ている法政ファンもどちらの側ということなくいる。秩父宮はメインスタンドに学生席がないので、この傾向が特に顕著。

論応援団みたいな方々は存在しますし、部員もそれぞれのチーム毎に分かれて応援していますのでスタンドのどっち側に●○大の応援団が固まっているなどざっくりは分かれています。ただ、それほど気にすることはないことです。 レプリカジャージを着ているようなファンの方も、どちらのサイドにいるということもなくあちこちに点在していて、対戦相手のレプリカジャージを着ている人が隣り合わせに存在していることすら日常茶飯事というのがラグビーの観客席です。ですので、特に気にすることなくどちら側にでも座ってもらって構いません。
うっかり敵側の応援団の中に紛れてしまった、なんて場合であっても特にトラブルになることはないはずです。ただ、自由席であれば席を移動するくらいの気遣いはあっていいと思います。

ところ変わって江戸川区陸上競技場。こちらはメインスタンドに学生席があるため、自然とファンが同じ側に集まっている。このような状況で万が一相手チームのファンの中に入ってしまったら、気を遣って退くのが大人というもの。

「声援」にも敵味方の区別はない

援に行くわけですから、応援するチームに肩入れするのは当然のことです。どちらかの応援しても特に誰かにとがめられることないので、自由に応援することが出来ます。当たり前です。
相手チームは嫌いだ。応援なんぞしたくない。分かります。普通です。問題は特にありません。

ただ、例え相手が嫌いなチームだとしてもハードタックルやチャージなど、勇気あるプレーが飛び出したときは敵味方の区別なく賛辞を贈りましょう。 このご時世ですので声援は送れませんが、「ナイスタックル」という気持ちだけでも送りましょう。逆に、相手チームの反則プレーに腹が立つこともあるかも知れません。ですが、大抵の場合はお互い様です。逆に応援しているチームが相手に同じことどころかもっと危険なことをやってしまうこともあります。グラウンドで戦っている選手は応戦しません。ですので、反則プレーにヤジで応戦するようなことはないようにしましょう。

ラグビーの観客席というのは、たいていの場合そんな雰囲気です。酔っ払いや変な人がいないわけではありませんが、基本的に落ち着いていると思います。

試合終了後は本当にノーサイド

合終了後、選手達は互いの健闘をたたえ合っています。ですから客席ももちろんノーサイド。相手チームの選手達が観客席に挨拶をしに来たら、拍手で健闘を称えましょう。

試合後に相手チームやレフリングの愚痴をいうのもなしにして、ノーサイドの雰囲気を味わいましょう。

試合終了後、スタンド前に整列する選手達を観客が迎える。

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