関東大学ラグビーリーグ戦公式戦
日本大vs関東学院大
得点表
日本大 | チーム | 関東学院大 | ||
34 | 合計得点 | 22 | ||
前半 | 後半 | ハーフ | 前半 | 後半 |
10 | 24 | 得点 | 17 | 5 |
2 | 4 | トライ | 2 | 1 |
0 | 2 | ゴール | 2 | 0 |
0 | 0 | PG | 1 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
メンバー表
日本大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 鈴木 哉斗 | 4 | 開志国際 |
2 | 井上 風雅 | 2 | 東福岡 |
3 | 山内 開斗 | 4 | 佐賀工業 |
4 | 趙 誠悠 | 4 | 大阪朝鮮 |
5 | イオセファツ・モレコ | 3 | レウルモエガフォ |
6 | 板倉 正矢 | 4 | 清真学園 |
7 | 飯田 光紀 | 4 | 日川 |
8 | 佐川 奨茉 | 2 | 佐野日本大学 |
9 | 前川 李蘭 | 2 | 目黒学院 |
10 | 饒平名 悠斗 | 3 | コザ |
11 | 水間 夢翔 | 3 | 佐賀工業 |
12 | フレイザー・クワーク | 4 | 開志国際 |
13 | 広瀬 龍二 | 3 | 日川 |
14 | 髙野 謙人 | 4 | 静岡聖光学院 |
15 | 普久原 琉 | 3 | コザ |
16 | 春野 星翔 | 1 | 日本大学 |
17 | 林 琉輝 | 3 | 日本大学 |
18 | 岩上 龍 | 3 | 目黒学院 |
19 | 鷲谷 太希 | 3 | 天理 |
20 | 熊谷 幸介 | 4 | 保善 |
21 | 石黒 康生 | 1 | 岐阜工業 |
22 | 廣瀬 和哉 | 4 | 本郷 |
23 | 徳永 優太 | 1 | 佐賀工業 |
関東学院大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 兒玉 隆之介 | 2 | 佐賀工業 |
2 | 菊地 喜希 | 4 | 秋田工業 |
3 | 島津 弘二朗 | 4 | 本庄第一 |
4 | 坂本 奨 | 3 | 昌平 |
5 | 矢野 裕二郎 | 2 | 関東学院六浦 |
6 | 宮川 雅也 | 4 | 仙台育英学園 |
7 | 佐藤 駿生 | 4 | 東京 |
8 | 小濱 康嵩 | 4 | 鹿児島実業 |
9 | 東 皓輝 | 3 | 桐生第一 |
10 | 荒牧 太陽 | 3 | 筑紫 |
1 | 阿部 竜二 | 4 | 黒沢尻工業 |
12 | 竹本 優大 | 4 | 関東学院六浦 |
13 | 長尾 貴大 | 4 | 北条 |
14 | 田代 蓮 | 3 | 秋田工業 |
15 | 川崎 清純 | 4 | 盛岡工業 |
16 | 濱元 敦希 | 3 | コザ |
17 | 米井 翔啓 | 3 | 松山聖陵 |
18 | 谷口 颯 | 4 | 佐賀工業 |
19 | 松本 裕司 | 4 | 常翔学園 |
20 | 由比藤 聖 | 1 | 東海大学翔洋 |
21 | 小川 洋生 | 1 | 関東学院六浦 |
22 | 立川 大輝 | 2 | 佐賀工業 |
23 | 茎沢 光隆 | 1 | 仙台育英学園 |
タイムライン
3戦3勝。前戦大東文化大戦で勝利を収めて開幕3連勝。3戦終わって全勝は東海大と日大の2チームのみということもあり、ちまたでは「東海と日大の一騎打ち」とも言われていますが、個人的にはそれはまだ早いと感じていました。今回のハリケーンズの相手、関東学院大に東海大は57-5で完勝しています。ハリケーンズも東海大のように完勝を収めないと、まだ「東海大に挑戦状を叩きつける」とまでは言えないのでは・・・・。
・・・・大東文化大戦後のサンケイスポーツに「97年東海大戦以来のゼロ封勝利」という記事が出ていました。
この試合のことをよく覚えています。この年の日大は強く最終的に選手権ベスト4に進んでおり、リーグ戦のライバルは関東学院大でした(現在の話と97年の話の登場チームが同じ割に力関係が現在と全然違うのでややこしいですが97年東海大は全敗で2部落ち、関東学院は当時リーグ戦最強でこの年大学選手権初優勝)。関東学院大が東海大にゼロ封大勝利を収めたのを受け、日大も「俺たちも無失点で大勝する」と決意して臨み、87-0で大勝した試合でした。
何も昔を懐かしんでこんな話をしているのではなく・・・・懐かしみつつ思うことがありました。挑戦状を叩きつけるにはこんなムードや緊張感が必要ではないか、という話をやんわりと事前のブログやtwitterでやんわりとお話ししていたつもりでしたが、ハリケーンズの方は果たして・・・・・。
関東学院大ボールでキックオフ。このボールをタッチに蹴り出しますが、その後のラインアウトでハリケーンズがスチールし、積極的に展開し攻め込んで行きます。
何度もフェーズを重ね、徐々に前進していきますが最終的にはタッチへ。ゴール前5mライン手前での関東学院大ボールのラインアウトになりますが、このラインアウトでまたもスチール。再び展開しながら攻撃を重ねていきますが、関東学院ディフェンスも徐々に激しさを増し、最終的にスローフォワードに。
関東学院陣10m付近の関東学院ボールのラインアウトをまたもスチール。ハリケーンズが攻撃に入りますが、関東学院ディフェンスも圧力があり押し戻されます。さらにブレークダウンの攻防でも圧力をかけられオフザフィートの反則。ここから攻守交代したかのように、関東学院が日大陣に攻め込むようになります。
黒い波が引くように下がって行き、ついに日大インゴールまで到達。トライこそ防ぎますが、ハイタックルの反則を犯してしまいます。ここで関東学院が選択したオプションはなんとスクラム。関東学院ボールのスクラムとなりました。このスクラムは捲られながらも耐え、ゴールラインを背にしてディフェンスも奮闘。WTB水間とFL飯田のジャッカルが成功し、ここはどうにか踏ん張りました。この後ハリケーンズも再び展開して反撃しますが押し戻され、自陣で攻撃を受ける時間が続きます。
5-0
7-0
まさかの展開に。
正直言って、こんな展開になるとは全く思っておりませんでした。もっと圧倒できると思っていました。関東学院のディフェンスはやる気十分です。苦戦の予感・・・・というよりやばい予感・・・・胸騒ぎの序盤となりました。
5-7
SH前川のG失敗。
反撃は意外に早く、2点差に詰め寄ります。チャージからの得点で、流れが変われば・・・といったところでハリケーンズのディフェンスも序盤より早く激しくなり、徐々に押し込み始めます。
日大陣22m付近のラインアウトからモールを形成しましたが、関東学院に対応され押し込めず。井上の突破から展開して連続攻撃をしかけ、徐々に前進していきます。さらにペナルティを得ると、関東学院陣22mライン付近のラインアウトへ。
このラインアウトから再びモールを組みますが、やはりうまく対応され再度井上のアタック。ゴールライン付近まで運びますがその後攻撃がうまくつながらず関東学院ボールに。
関東学院がこのボールをタッチに蹴り出したため、再び関東学院陣22mライン付近のラインアウトへ。
10-7
SH前川のG失敗。
ようやくモールを「らしく」押し込み逆転。ディフェンスも攻撃もらしくなってきたので、このまま行けるかと思いましたが・・・・関東学院は甘くありませんでした。
10-12
10-14
私同様選手達にも油断はあったかも知れません。あっさり再逆転を許し、再びいやな雰囲気に。
関東学院のディフェンスも早さと勢いを取り戻し、再び攻撃がうまく継続出来なくなりました。
さらに、日大陣15m付近のスクラムの日大がコラプシング。終了間際に追加点を許しました。
10-17
スクラムは押され、モールは押せず、攻撃はディフェンスに差し込まれ、ブレークダウンでも優位に立てず・・・・特に活路を見出せないまま、後半に続く・・・!
ハリケーンズボールのキックオフ。
後半開始早々、関東学院大が自陣スクラムから展開、連続攻撃で前進していきながら日大陣に攻め込みます。
関東学院大SO荒巻が日大陣左中間10mからPGを狙いますが、ここは左に逸れて無得点。
PG失敗後のドラオップアウトからハリケーンズも反撃を開始。展開しつつ個々の強さを前面に押し出して少しづつ前進、関東学院のもタックルで応戦しますが徐々に痛む選手が出てきました。
15-17
SH前川のG失敗。
流れが変わった・・・とまでは言えませんが、関東学院がハリケーンズの攻撃に徐々に押し込まれるようになってきました。ハリケーンズも徐々に落ち着き、ミスが少なくなってきています。
ハリケーンズは自陣から展開を繰り返しながら徐々に前進。
ロングキックから自陣ゴールまで押し戻されますが、関東学院の攻撃にタックルで応戦すると反撃。ボールを回しながら再び関東学院陣に攻め込みます。
20-17
22-17
これでようやく逆転。ハリケーンズの攻撃はシンプルですが、前半苦しんだ関東学院ディフェンスを押し込めており、また関東学院の攻撃もタックルしきれているので、これで大丈夫かな、とも思っていましたが・・・・。
22-22
SO立川のG失敗。
背後を続けざまに突かれ、まさかの同点劇。ボーナスポイントを考えても手痛い失点に、ハリケーンズもここでまたネジを巻き戻して攻撃を再開。敵陣に入ります。
27-22
CTB広瀬のG失敗。
勝ち越しトライの歓喜に浸っている暇も無く、ボーナスポイントを得るためにさらに攻撃を開始。
敵陣でFL井上のタックルからボールを奪うと、展開を重ねて前進。22mライン内側まで入ると、
32-22
34-17
少々の攻防の後、ノーサイド。
関東学院は前戦流通経済大戦にあと一歩というところで敗れており、胸に期するものがあったのかも知れません。前半は勝利に燃える関東学院の前に苦戦してしまいました。後半はどうにか持ち直し、シンプルなテンポの良い攻撃で前進を繰り返しました。途中追いつかれましたが、その後火を入れ直して2トライを取れたのは見事でした。
反省点は多くあると思いますが、今日の試合はハリケーンズも刈られる立場になった証でもあり、成長したことも、まだまだ成長していかなくてはいけないこともよく分かった試合だと思います。
一戦一戦成長を重ねていくハリケーンズが、夢の島で東海大と全勝対決を迎えられることを楽しみにしております。
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