関東大学ラグビーリーグ戦公式戦
日本大vs中央大
得点表
日本大 | チーム | 中央大 | |||
---|---|---|---|---|---|
50 | 合計得点 | 22 | |||
前半 | 後半 | ハーフ | 前半 | 後半 | |
31 | 19 | 得点 | 3 | 19 | |
5 | 3 | トライ | 0 | 3 | |
3 | 2 | ゴール | 0 | 2 | |
0 | 0 | PG | 1 | 0 | |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
メンバー表
日本大 | |||
---|---|---|---|
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
1 | 鈴木 哉斗 | 4 | 開志国際 |
2 | 井上 風雅 | 2 | 東福岡 |
3 | 山内 開斗 | 4 | 佐賀工業 |
4 | 趙 誠悠 | 4 | 大阪朝鮮 |
5 | テビタ・オト | 4 | トンガ |
6 | 板倉 正矢 | 4 | 清真学園 |
7 | 飯田 光紀 | 4 | 日川 |
8 | 佐川 奨茉 | 2 | 佐野日大 |
9 | 前川 李蘭 | 2 | 目黒学院 |
10 | 饒平名 悠斗 | 3 | コザ |
11 | 水間 夢翔 | 3 | 佐賀工業 |
12 | フレイザー・クワーク | 4 | 開志国際 |
13 | 広瀬 龍二 | 3 | 日川 |
14 | ナサニエル・トゥポウ | 3 | マリストブラザーズ |
15 | 普久原 琉 | 3 | コザ |
16 | シオネ・ハラシリ | 4 | 目黒学院 |
17 | 林 琉輝 | 3 | 日本大学 |
18 | 岩上 龍 | 3 | 目黒学院 |
19 | 平坂 桃一 | 3 | 日本大学 |
20 | 金 潤歩 | 4 | 大阪朝鮮 |
21 | 石黒 康生 | 1 | 岐阜工業 |
22 | ジョアペ・ナコ | 1 | 大分東明 |
23 | 徳永 優太 | 1 | 佐賀工業 |
中央大 | |||
---|---|---|---|
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
1 | 中村 陵雅 | 3 | 東京 |
2 | 光安 喬平 | 1 | 大阪桐蔭 |
3 | 茂原 隆由 | 4 | 高崎工業 |
4 | 市川 大喜 | 4 | 九州学院 |
5 | 山﨑 祥希 | 1 | 国学院栃木 |
6 | 平見 尚 | 2 | 天理 |
7 | 松浦 嵩 | 3 | 日川 |
8 | 吉田 幸司 | 2 | 報徳学園 |
9 | 池田 叡司 | 4 | 京都成章 |
10 | 津田 貫汰 | 3 | 桐蔭学園 |
11 | 篠崎 虎太郎 | 1 | 昌平 |
12 | 冨田 陽登 | 4 | 正智深谷 |
13 | 野中 太陽 | 3 | 中部大春日丘 |
14 | 竹ノ内 建太 | 4 | 国学院栃木 |
15 | 杉本 崇馬 | 3 | 佐野日大 |
16 | 武田 烈輝 | 2 | 桐蔭学園 |
17 | 野村 亮太 | 4 | 東京 |
18 | 関口 理稔 | 3 | 川越東 |
19 | 鈴木 英次郎 | 1 | 東京 |
20 | 山﨑 成太 | 3 | 東京 |
21 | 山本 凌介 | 4 | 国学院久我山 |
22 | 水野 陸 | 2 | 東京 |
23 | 若松 大智 | 4 | 桐蔭学園 |
タイムライン
前半キックオフ
今夏、日本大学を含む複数チームにコロナのクラスターが発生。紆余曲折を経て開幕戦を飛ばし第二節から2週間遅れ、無観客試合で始まった今年のリーグ戦。練習を満足に積めていないチームも多いでしょう。
そんな中、取りあえず全チームが元気な姿で開幕戦に姿を見せてくれたことだけでもまず感謝。関係各所、様々な立場の方々が骨を折ったことと思いますが、選手達にはそんな方々に報いる活躍をして頂きたいと思いますし、我々ファンも今リーグ戦が行われていることを当たり前と思わず、感謝していかないといけませんね。
そんな中、取りあえず全チームが元気な姿で開幕戦に姿を見せてくれたことだけでもまず感謝。関係各所、様々な立場の方々が骨を折ったことと思いますが、選手達にはそんな方々に報いる活躍をして頂きたいと思いますし、我々ファンも今リーグ戦が行われていることを当たり前と思わず、感謝していかないといけませんね。
さて、コロナ禍にあったハリケーンズも本日飯田主将を先頭に元気に登場。熊谷ラグビー場Bグランドにて、中央大学を相手に今年のリーグ戦がスタートしました。
前半0分
日大ボールでキックオフすると、元気な姿を見せたのがバックス陣。自陣22mライン手前でキックをキャッチすると展開しながら攻撃を開始、ラックを連取しながらバックスで攻撃しゴール前まで迫ります。ゴールライン手前でノックオンとなりましたが、昨年はあまり見なかった攻撃でしたし、キックオフ直後にバックスでゴール前まで前進出来たことで自信と勢いが付いたと思います。
FW陣も奮起し、井上・板倉らの好タックルからチャンスを得ると、得意のモールで仕留めます。
前半7分
日本大
TRY
5-0
5-0
中央大ゴール前10mのラインアウトをキープしたハリケーンズは、モールを一気に押し込むと最後尾でボールをキープしていたHO井上が右中間にトライ。
前川のG失敗。
前川のG失敗。
昨年一番のトライ源になったモールは今年も健在。走るように押し込んで先制しました。このラインアウトに至るまでに好タックルがあったことも好材料で、チームの勢いも出てきたと思います。
この後キックオフより中央大がボールキープする時間が続きますが日大もタックルで応戦。22mライン内側まで攻め込まれる時間帯もありましたが我慢に徹してディフェンスすると中央大も取りあえずトライを諦め、難しい位置からPGを狙います。
前半18分
中央大
PG
5-3
5-3
SO津田が日大陣10m右中間からのPGを狙い成功。
時よりギャップを突かれることもありましたがフォローもあり、また個々のタックルも強いので中央大のトライを許さなかったハリケーンズのディフェンス。組織的に機能しているとまでは言えませんが中央大のペナルティを誘う場面もあり、中央大も攻めあぐねることなりました。
この後のキックオフからも趙のタックルとFWのプレッシャーからペナルティを奪うと、
日本大
TRY
10-3
10-3
中央大ゴール前10mのラインアウトから押し込もうとしたモールはすぐに崩れますが、最後尾からモールサイドを突いたHO井上が10m走りきって左中間にトライ。
日本大
GOAL
12-3
12-3
前川のG成功。
この後のキックオフは中央大がタッチに出してしまいセンタースクラムへ。ハリケーンズはこのスクラムを押し込んでペナルティを得ると、タッチに蹴り出し中央大陣30mからのラインアウトへ。
前半23分
日本大
TRY
17-3
17-3
このラインアウトからモールを形成したハリケーンズがモールを押し込み、HO井上が右中間にトライ。
前川のG失敗。
前川のG失敗。
得意のモールから3トライを挙げ、元気な姿を見せてくれたハリケーンズのFW陣。今度はキックオフ以来「鳴りを潜めていた」バックス陣が躍動します。
前半28分
日本大
TRY
22-3
22-3
日大ゴール前でボールをキャッチした普久原がカウンターを仕掛けて22mライン付近まで前進。CTBフレイザーが10mライン付近まで前進するとラックを連取。普久原のロングパスを受けたPR山内のロングゲインで一気に敵陣に入り、普久原のキックパスを受けたWTBトゥポウがゴール前まで走り、フォローしたFL飯田が左隅にトライ。
日本大
GOAL
24-3
24-3
前川のG成功。
自陣ゴール前から攻撃を開始したハリケーンズが一気に100mボールを持ち込んでトライ。普久原が自陣ゴールラインを背にしながらカウンターを仕掛けたのに驚きますが、その普久原が3人を飛ばすロングパスをPR山内に放るのも驚き。山内が期待に応えて40m近く走るのも驚きますが、さらに普久原が大外のトゥポウまでキックパスを通すのも驚きです。
さらにバックス陣の躍動が続きます。
前半35分
日本大
TRY
29-3
29-3
CTB広瀬が中央陣22mライン上のタックルでボールを奪うと、こぼれ球を拾ったWTB水間がディフェンスを振り切ってゴール裏にトライ。
日本大
GOAL
31-3
31-3
前川のG成功。
前半はFW陣、後半はBK陣が溌剌としたプレーを見せて5トライ。ディフェンスも健闘し、周囲の心配をよそに31-3と難敵・中央大を圧倒した前半戦でした。
後半キックオフ
中央大ボールのキックオフはまたしてもタッチへ。センタースクラムとなります。
後半2分
日本大
TRY
36-3
36-3
ハリケーンズはセンタースクラムから展開。FB普久原がブレークするとWTBトゥポウにバックフリックパスを繋ぎ、トゥポウが40m走りきって右隅にトライ。
前川のG失敗。
前川のG失敗。
またしてもFB普久原がキープレーヤーに。
このトライで後半も勢いに乗って行きたいところでしたが、ここで世界的試験実施ルールの餌食に。
後半5分
中央大
TRY
36-8
36-8
日大ゴールラインからのゴールラインドロップアウトをキャッチした中央大がカウンター。FB杉本が抜け出してWTB竹ノ内に繋ぎ、竹ノ内が左中間にトライ。
津田のG失敗。
津田のG失敗。
ゴールラインドロップアウトとは聞き慣れない言葉ですが、今期から世界的試験実施という形で導入されているルールです。
中央大が蹴ったボールが日大陣インゴールに転がり、日大の選手がグラウンディングしたことによりゴールラインドロップアウトとなりました。従来のルールだと22mラインからのドロップアウトですが、試合展開をスピーディーにするために導入されたようです。確かにスピーディーにトライを奪われました。
その他、従来5mスクラムで再開されていた「攻撃側のインゴールノックオン」「ゴールラインまで攻め込んだがグラウンディング出来なかった」場合にゴールラインドロップアウトで再開されるようになります。
中央大が蹴ったボールが日大陣インゴールに転がり、日大の選手がグラウンディングしたことによりゴールラインドロップアウトとなりました。従来のルールだと22mラインからのドロップアウトですが、試合展開をスピーディーにするために導入されたようです。確かにスピーディーにトライを奪われました。
その他、従来5mスクラムで再開されていた「攻撃側のインゴールノックオン」「ゴールラインまで攻め込んだがグラウンディング出来なかった」場合にゴールラインドロップアウトで再開されるようになります。
後半8分
日本大
TRY
41-8
41-8
ハリケーンズは中央大陣22mライン内側のスクラムから攻撃を継続ながら前進。ゴール前10m付近のラックからサイドを突いたWTBトゥポウがディフェンスを引きずりながらゴール下にトライ。
日本大
GOAL
43-8
43-8
前川のG成功。
入替
中央大
IN
20 山﨑成太
OUT
8 吉田幸司
ここまで中央大に2トライを浴びながらもハリケーンズが圧倒する試合となっていましたが攻勢もほぼここまで。以降、互いに個々の力で突破する選手はいても継続することが難しくなり、膠着状態となります。
後半13分
入替
日本大
IN
16 シオネ・ハラシリ
OUT
1 鈴木哉斗
日本大
IN
18 岩上龍
OUT
3 山内開斗
日本大
IN
19 平坂桃一
OUT
5 テビタ・オト
後半14分
入替
中央大
IN
22 水野陸
OUT
13 野中太陽
互いにミスも多く、単発的な攻撃で終わることが多くなった時間帯でしたが、先に仕留めたのは中央大の方。
後半21分
中央大
TRY
43-13
43-13
中央大はFWの連続攻撃でゴールライン付近までボールを持ち込むと展開、FB杉本がインゴールにキックを転がすとWTB篠崎が追いついて左中間にトライ。
中央大
GOAL
43-15
43-15
SO津田のG成功。
入替
日本大
IN
21 徳永優太
OUT
10 饒平名悠斗
この後しばらくまた膠着状態に。互いになかなか良いリズムを掴めません。
後半26分
入替
中央大
IN
19 鈴木英次郎
OUT
6 平見尚
中央大
IN
23 若松大智
OUT
14 竹ノ内建太
入替
後半28分
少々もっさりしてしまった中、ハリケーンズはFB普久原の目の覚めるような突破劇から一気に敵陣へ。
中央大ゴール前10mまで前進します。
中央大ゴール前10mまで前進します。
日本大
IN
20 金潤歩
OUT
6 板倉正矢
日本大
IN
22 ジョアペ・ナコ
OUT
14 ナサニエル・トゥポウ
後半30分
日本大
TRY
48-15
48-15
中央大ゴール前5mのスクラムから展開したハリケーンズはWTB水間がゴール前まで前進。ラックからさらに展開するとNO8佐川に左中間に飛び込む。
日本大
GOAL
50-15
50-15
前川のG成功。
得点の起点はまたもFB普久原。もはや、モール以上の得点源。
普久原はフルバックですが、スタンドオフの饒平名がいるときも逆目の先頭に入って攻撃の起点になることがあり、今回饒平名が退いた後はスタンドオフの位置に入って攻撃の起点になっています。
1年生の時から才能にあふれよく目立つ選手でしたが、もはやフルバックという枠を越えた選手となっています。
普久原はフルバックですが、スタンドオフの饒平名がいるときも逆目の先頭に入って攻撃の起点になることがあり、今回饒平名が退いた後はスタンドオフの位置に入って攻撃の起点になっています。
1年生の時から才能にあふれよく目立つ選手でしたが、もはやフルバックという枠を越えた選手となっています。
入替
日本大
IN
17 林琉輝
OUT
2 井上風雅
日本大
IN
21 石黒康生
OUT
9 前川李蘭
中央大
IN
16 武田烈輝
OUT
2 光安喬平
中央大
IN
21 山本凌介
OUT
9 池田叡司
この後はまたも双方攻撃を継続出来ない状態に。
この入れ替えで両チームのフロントロウが入れ替わっておりますが、最後にスクラムで見せ場が。
後半44分
ハリケーンズは日大陣10mラインのスクラムをセンターライン付近まで押し込んで展開。ここで最後の攻撃を仕掛けたいところでしたが、
後半44分
中央大
TRY
48-15
48-15
中央大CTB水野が日大陣10mライン付近でインターセプト。そのまま走りきりゴール裏にトライ。
中央大
GOAL
50-15
50-15
津田のG成功でノーサイド。
最後は見せ場だっただけに残念。
双方コロナ禍にあって満足に仕上げ切れていない中、自力に勝るハリケーンズの快勝という形になりました。中央大が前半から強みと気迫を武器に襲うかかかってくればまた違う結果になっていたかも知れませんが、ハリケーンズも昨年中央大に苦戦した経験があるためかゲームの入り方がよく、最初の20分である程度ゲームの方向性を決められたと思います。
後半戦は少し残念でしたが、病み上がりのチームですのでこれから徐々に改善されていくことでしょう。
ただ、前半戦の山場となるであろう大東文化大戦が次戦専修大の次に迫っております。
大東文化大もコロナ禍にあって仕上がりが遅れているようですが、それでも流通経済大に完勝しており、大東文化大に負けると優勝が一気に遠のくことになりそうな気配です。
とにかく大東文化大戦に悔いを残さないよう次戦専修大には意識を持って臨んで欲しいと思いますし、専修大戦でさらに成長した勇姿を拝むことを楽しみにしております。
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