関東大学ラグビーリーグ戦公式戦
日本大vs流通経済大
得点表
日本大 | チーム | 流通経済大 | ||
20 | 合計得点 | 26 | ||
前半 | 後半 | ハーフ | 前半 | 後半 |
8 | 12 | 得点 | 19 | 7 |
1 | 2 | トライ | 3 | 1 |
0 | 1 | ゴール | 2 | 1 |
1 | 0 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
メンバー表
日本大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 春野 星翔 | 3 | 日本大学 |
2 | 林 琉輝 | 4 | 日本大学 |
3 | 越後 雄太 | 3 | 保善 |
4 | 久保 太雅 | 3 | 天理 |
5 | イオセファツ ・モレコ | 4 | LeulumoegafouCollege |
6 | 原田 竜弥 | 4 | 明和県央 |
7 | 平坂 桃一 | 4 | 日本大学 |
8 | 佐川 奨茉 | 3 | 佐野日本大学 |
9 | 前川 李蘭 | 3 | 目黒学院 |
10 | 饒平名 悠斗 | 4 | コザ |
11 | 水間 夢翔 | 4 | 佐賀工業 |
12 | 広瀬 龍二 | 4 | 日川 |
13 | ジョアペ ・ナコ | 2 | 大分東明 |
14 | ナサニエル ・トゥポウ | 4 | MaristBrothers'HighSchool |
15 | 普久原 琉 | 4 | コザ |
16 | 井上 風雅 | 3 | 東福岡 |
17 | 金 樹一 | 4 | 大阪朝鮮 |
18 | 江藤 大輝 | 2 | 大分東明 |
19 | 太田 寿一郎 | 4 | 神戸村野工業 |
20 | 高 祥文 | 4 | 大阪朝鮮 |
21 | 齋藤 史哉 | 佐賀工業 | |
22 | 中司 大也 | 4 | 日本大学 |
23 | 徳永 優太 | 2 | 佐賀工業 |
流通経済大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 森脇 光 | 3 | 京都工学院 |
2 | 作田 駿介 | 3 | 流通経済大学付属柏 |
3 | 吉村 一将 | 3 | 流通経済大学付属柏 |
4 | 神田 康生 | 3 | 鹿児島工業 |
5 | アピサロメ ・ボギドラウ | 4 | Ratu KadavulevuSchool |
6 | 當眞 真 | 4 | 流通経済大学付属柏 |
7 | 越高 梁 | 4 | 秋田工業 |
8 | ティシレリ ・ロケティ | 1 | St.Peter Chanelcollege |
9 | 武井 陽昌 | 3 | 熊本工業 |
10 | 佐々木 開 | 2 | 常翔学園 |
11 | 永山 大地 | 4 | 流通経済大学付属柏 |
12 | 土居 大吾 | 4 | 流通経済大学付属柏 |
13 | リクアタ ・テアウパ | 4 | Tupou College |
14 | 堀井 雄登 | 4 | 大東文化大学第一 |
15 | 谷 惇平 | 3 | 日向工業 |
16 | 玉永 仁一郎 | 3 | 常翔学園 |
17 | 小西 清太郎 | 4 | 関西創価 |
18 | シンクル 寛造 | 4 | 札幌山の手 |
19 | 篠澤 輝 | 3 | 流通経済大学付属柏 |
20 | 南 太陽 | 4 | 大阪産業大学附属 |
21 | 幸妻 怜治 | 1 | 高鍋 |
22 | 柳田 翔吾 | 4 | 流通経済大学付属柏 |
23 | アンドリュー ・ヘイウォード | 2 | Hasting Boy's School |
タイムライン
法政大の敗戦から一週間。中野監督からは「ベースから見直す」という発言があり、風雲急を告げるハリケーンズ。
3戦目の相手は関東学院大・大東文化大を下し2連勝中の流通経済大。流通経済大は特に欠点と言えるものはなく総合的に優れており、1週間前時点ではリーグ戦で一番強いのではないかと感じていました。「ブレイクダウンとディフェンスで後手に回れば大量失点もありうる」というのが正直なところでありましたが、逆に言えば「ブレイクダウンで上回れば勝機がある」とも言え、すべては今日の八ケーンズ次第。
秋口とは思えぬ暑さの中、キックオフを迎えます。
今節から校歌の演奏が再開されました。
流経大が日差しを受けながらも風上に立ってキックオフ。
流経大ボールのキックオフでしたが、ハリケーンズのミスがあって流経大がボールをキープします。しかしながらハリケーンズのディフェンスも激しく、ボールを奪い取って自陣から攻撃を仕掛けていきます。
スクラムも好調でまずはフリーキックを得て、ハーフウェイライン付近に押し戻します。
ブレイクダウンでもアグレッシブに攻めており、流経大が圧力を受けているのは見て取れたのでこの時点で競り合える感触を得ました。
流経大はハーフウェイライン付近のラインアウトをキープすると展開していきますが、ここでもハリケーンズがディフェンスで奮闘。再びターンオーバーします。
ここまであまり見なかった光景・・・・考えてみれば立正大はパントばかり使っていたし、法政大も殆ど連続攻撃をする機会が無かったので、今年のチームがこのようなディフェンスをする機会はありませんでした。とはいえ、「ベースから見直してきた」のは間違いなく、新たなハリケーンズに生まれ変わる最中の気がします。
ハリケーンズは自陣から積極的にボールを回して攻撃を継続。WTBトゥポウがチッチライン際を抜けると敵陣に入ってさらに連続攻撃。流経大陣20mに入り正面でペナルティを得るとPGを狙います。
3-0
先制点を奪ってからもアグレッシブなラグビーを展開するハリケーンズですが、ハーフウェイライン付近まで前進した後ターンオーバーされ、さらに50:22で日大陣ゴール前の流経大ボールラインアウトへ。
3-5
3-7
逆転された後はしばらく自陣で流経大の攻撃を受ける形になりますが、ディフェンスで奮闘し徐々に流経大を押しこんでいき、ハーフウェイライン付近まで前進するとNo8佐川がジャッカル成功。
ペナルティから流経大陣20m付近に入ったハリケーンズはラインアウトをキープするとラックを作りながら連続攻撃。22mライン付近まで前進しゴール左でペナルティを得るとPGを狙いますが、
SH前川のPG失敗。
この後はドロップアウトから攻め込まれ、自陣まで押しこまれます。互いにターンオーバーがありますが、基本的にはハリケーンズが我慢の時間帯。ディフェンスで健闘しますが、20分過ぎにゴール前までモールを押しこまれ、
3-12
追加点を奪われますが、再び反撃のチャンス。キックオフ直後にジャッカルを再び成功させると、ゴール左25mからPGを狙いますが、
前川のG失敗。
PGこそ失敗しましたが、この後またハリケーンズが攻撃を仕掛けて行きす。WTBトゥポウがタッチライン際を快走すると敵陣に入り、その後の混戦も制すると、
8-12
4点差に詰め寄りました。ハリケーンズの攻撃は有効で、ラックを作りながら次々と前進していきます。前半35分過ぎにも流経大陣22mライン付近まで攻め込みました。
しかしここでターンオーバー。キックを蹴り込まれ自陣に押し戻されます。
自陣から再び攻撃を開始しますが、ここで痛い失点。
8-17
8-19
ここまで悪くない流れでしたが、一瞬の隙を突かれてこの日最大得点差となる11点差になりました。
キックオフ後は再びハリケーンズが自陣から攻撃を続けますが、自陣10mライン付近まで前進したところで水間にハイタックル。シンビンとなりました。
ほどなくして前半終了。
前半、正直ここまでハリケーンズが押し込めるとは思っていませんでした。ディフェンスで奮戦、ブレイクダウンで優位に立ち、有効的な攻撃を続けました。ただ、流経大は少ないチャンスを仕留めきり11点のビハインドとなっています。この辺りチームとしての成熟度の差なのかも知れません。
ただし、後半は数的優位に立ち追い風を受けます。
キックオフ直後にペナルティを貰い、開始直後からハリケーンズが敵陣に入ります。
13-19
15-19
多少時間は掛かりましたが追い上げムードに。
多少時間は掛かりましたが追い上げムードに。
20-19
ムードメーカー太田のトライで逆転。強烈な日差しを受けるハリケーンズより流経大の方に疲れが見え、追い風を受けながら一気呵成と行きたいところでしたが、この後は自陣で我慢の時間が続きます。
日大陣ゴール前5mのラインアウトからモールを押しこまれそうになりますが耐え、押し戻すとNo8佐川がジャッカル成功。ピンチを脱出しますが、ライアウトをキープ出来ず再び自陣へ。
20-24
20-26
再び追う立場に。
キックオフ後は流経大がボールをキープする場面が多かったものの、後半30分にHO井上がジャッカルに成功するとハリケーンズが猛攻を開始。
22m内側まで入り、スクラムのペナルティからゴール前5mのラインアウトを得ますが、ここでノットストレート。相手ボールとなります。
ただし流経大の方も落ち着きません。流経大陣で再びハリケーンズボールのスクラムへ。
展開が目まぐるしく変化する中、流経大陣10mで組まれた日大ボールのスクラムは拮抗しますがボールがこぼれ、流経大SH武井の足に掛かって日大陣22mライン内側へ。武井がこのボールを自らキャッチしたところをハリケーンズSOの中司がなんとか捕まえますが、22m内側でまさかのピンチに陥ります。
流経大はラックから展開しますが、ハリケーンズも必死のディフェンス。逆サイドから走ってきたNo8佐川のタックルが足首にグサリと刺さり再びボールを獲得します。
ランニングタイムで40分。ロスタイムは7分あるとは言っても、自陣22mライン内側まで持ち込まれました。ここから自陣から攻撃してトライまで持って行き、ゴールも決めなければ逆転はあり得ません。ペナルティを貰いながら、必死の猛攻を繰り返します。
CTBナコの突進でついに敵陣へ。さらにWTB徳永も続き、10mラインを越えていきます。
この後の攻撃でタッチラインを割り、ラインアウトから自陣に押し戻されますが再びボールを奪取。CTBナコがロングゲインして22mライン手前まで持ち込みます。残り3分ほどでマイボールスクラム。
スクラムから展開すると、FB普久原がディフェンス3人を引き連れて22mラインを突破。
さらにペナルティを得ると、No8佐川・LO太田の突進でゴール前5mへ。
ゴール前5mのラックから展開するとWTB水間がディフェンスラインを突破。流経ディフェンスを引きずりながらゴールラインに迫りますがポストとディフェンスに阻まれてトライならず。
ゴールラインにこそ届かなかったものの、ついにここまで来た!ここで流経大ディフェンスの激しいディフェンスに遭うものの屈せず、ペナルティを得ます。
平坂主将の選んだ攻撃オプションはFWの突進。先陣を切るのはNo8佐川。間違いなく、これが最後の攻撃・・・・。
何度か攻撃を繰り返した後、ラック外で流経大の陣形が慌ただしく変わりました。ボールを奪われたようです。ボールを蹴出したところで無念ノーサイド。
最後激しい攻撃を見せ逆転勝利を手繰り寄せてはいましたが、届きませんでした。確かに残念ですし、試合運びに寄っては勝てる試合だったかも知れません。
ただ、法政大から1週間でよくぞここまで持ってきたというのが率直な感想です。法政戦までとは明らかに違う鼓動を感じます。今年のチームの4年生は1年生2年生の時より主力となっていた選手も多いですが、チームとしてはまだまだ熟しておらずまだまだこれから成熟していくように思います。
リーグ戦の星取り状況はかなり入り組んでおり、まだまだ力関係がはっきりしません。伸び盛りのハリケーンズが再びリーグ戦の中心に戻ってくることも充分あり得ます。次戦東洋大戦ではさらに成長したハリケーンズの姿を見られることを楽しみにしています。
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