関東大学ラグビーリーグ戦公式戦
日本大vs法政大
得点表
日本大 | チーム | 法政大 | ||
14 | 合計得点 | 30 | ||
前半 | 後半 | ハーフ | 前半 | 後半 |
0 | 14 | 得点 | 17 | 13 |
0 | 2 | トライ | 2 | 1 |
0 | 2 | ゴール | 2 | 1 |
0 | 0 | PG | 1 | 2 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
メンバー表
日本大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 春野 星翔 | 3 | 日本大学 |
2 | 林 琉輝 | 4 | 日本大学 |
3 | 江藤 大輝 | 2 | 大分東明 |
4 | 久保 太雅 | 3 | 天理 |
5 | イオセファツ ・モレコ | 4 | LeulumoegafouCollege |
6 | ワイサレ ・セレヴィ | 3 | O’DeaHighSchool |
7 | 平坂 桃一 | 4 | 日本大学 |
8 | 佐川 奨茉 | 3 | 佐野日大 |
9 | 齋藤 史哉 | 3 | 佐賀工業 |
10 | 饒平名 悠斗 | 4 | コザ |
11 | 水間 夢翔 | 4 | 佐賀工業 |
12 | 三良 煕三郎 | 3 | 佐賀工業 |
13 | ジョアペ ・ナコ | 2 | 大分東明 |
14 | 西尾 陽太 | 3 | 札幌山の手 |
15 | 普久原 琉 | 4 | コザ |
16 | 井上 風雅 | 3 | 東福岡 |
17 | 金 樹一 | 4 | 大阪朝鮮 |
18 | 越後 雄太 | 3 | 保善 |
19 | 太田 寿一郎 | 4 | 神戸村野工業 |
20 | 高 祥文 | 4 | 大阪朝鮮 |
21 | 前川 李蘭 | 3 | 目黒学院 |
22 | 中司 大也 | 4 | 日本大学 |
23 | ナサニエル ・トゥポウ | 4 | MaristBrothers'HighSchool |
法政大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 石母田 健太 | 4 | 國學院大學栃木 |
2 | 井口 龍太郎 | 4 | 静岡聖光学院 |
3 | 河村 龍成 | 4 | 明和県央 |
4 | 竹部 力 | 3 | 大分舞鶴 |
5 | 細川 幹太 | 1 | 國學院大學久我山 |
6 | 山下 武準 | 3 | 法政大学第二 |
7 | 吉永 昂生 | 4 | 東福岡 |
8 | 佐野 祐太 | 2 | 目黒学院 |
9 | 小山田 裕悟 | 1 | 桐蔭学園 |
10 | 熊田 経道 | 3 | 大阪産業大学附属 |
11 | 松田 陸空 | 2 | 石見智翠館 |
12 | 金 侑悟 | 2 | 大阪朝鮮 |
13 | 南部 翔大 | 4 | 京都成章 |
14 | 坂田 龍之介 | 4 | 東海大学大阪仰星 |
15 | 石岡 玲英 | 3 | 御所実業 |
16 | 石川 空悟 | 3 | 佐賀工業 |
17 | 中野 一樹 | 3 | 國學院大學栃木 |
18 | 渡辺 明志 | 2 | 佐賀工業 |
19 | 渡部 創太郎 | 3 | 桐蔭学園 |
20 | 寺前 琉達 | 2 | 報徳学園 |
21 | 北川 拓来 | 1 | 昌平 |
22 | 高城 喜一 | 3 | 金光藤蔭 |
23 | 小高 巧 | 4 | 目黒学院高校 |
タイムライン
苦しい中成長し皆の力で勝利を掴んだ立正大から2週間。2戦目の相手は緒戦で大東文化大を撃破し意気上がる法政大。大東文化大戦は立正大vs日大の試合の前に組まれていたので観戦しておりましたが、今年の法政は低く激しいタックルとスクラム、どこからでも狙えるPGが持ち味のチームのようでした。特にタックルは激しく、大東文化大は攻めあぐねていましたが、果たしてハリケーンズはどうでしょうか・・・・?
この日は関東に台風が襲来。熊谷も影響を受け、雨が降る中のキックオフとなりました。
0-3
石岡が狙った場所はポストから50mくらいありますが、法政はここからでも狙ってきます。警戒していたPGで先制され出鼻を挫かれてしまいました。
リスタート後、ハリケーンズは自陣から展開し攻撃しますが法政大の激しいタックルに会い、思うように前進出来ません。とはいえ法政大もまだ流れを掴みかねていて、ハリケーンズも敵陣に入って攻撃をするのですがどうしても法政大のタックルばかり目立ってしまいます。
大東大戦の時もゴール裏で見ていたのでよく分かったのですが、法政大のタックルはいまどき珍しい低さ。フランカーやロックのタックルでさえ低い。現代の潮流とは違うタックルですが、思い切って低いタックルを練習してきたのでしょう、時より足首にも入ります。今日も今日とて、ハリケーンズの攻撃を低いタックルで迎撃していき、前進を許しません。
ハリケーンズはそれでもゴール前まで前進。ゴール前5mまで迫り、SO饒平名のロングパスがWTB西尾に通りますがゴールラインには届かず。
法政大のタックルを誉めてばかりですが、実はオフサイドも多くこの攻撃でもオフサイドのペナルティを得ます。ハリケーンズはここでスクラムを選択。そして、このスクラムが押しこまれてしましました。この辺りが分水嶺だったのかも知れません。
とは言ってもゴール前です。No8佐川奨茉がゴールライン目指して突っ込みます。
佐川奨茉vs法政ディフェンス。
足下のタックルを外し上半身に来たタックルも外しにも堪えますが、次々とやってくるディエンスの圧力を受けます。この後の攻撃でスローフォワードがあり、今度は相手ボールのスクラムへ。このスクラムから法政大はキックを使いますが、キックをキャッチしたWTB水間がカウンター。
今度は水間夢翔vs法政ディフェンス。
やはり最初のタックルは外せてもその後は難しい。選手も少々熱くなりすぎている気もします。
この後の攻撃ではノックオンがあり、再び相手ボールのスクラム。
スクラムを組む度に相手のペースになっている雰囲気がありますが、このスクラムは5m近く押されることに。
ペナルティを得た法政大が日大陣に入ることになり、ゲームが一気に動き出します。
0-8
0-10
完全に流れをつかまれてしまいました。法政大のラグビーの根幹をなしているのはタックルとスクラムであり、この機会が増える度に調子を上げているように見えます。ハリケーンズはクールダウンしたいところですが・・・・
日大陣左中間10m付近から狙った石岡のPGは外れますが、このPGも法政大の象徴的プレーであり減らしたいプレーの一つ。このPGを与えたきっかけは接点でのターンオーバーであり、ターンオーバーはこの前のプレーでも受けていますから、もはやハリケーンズの劣勢は誰の目から見ても明らか。
ハリケーンズもペナルティを得ながら反撃、法政大ゴール前5mでのラインアウトを得ますがこのラインアウトはキープ出来ません。この後も再び攻撃を開始しますが、やはり法政大ディフェンスの反撃にあい、ターンオーバー。一気にゴールライン付近まで攻め込まれると、
0-15
0-17
スクラムトライ。この後少々の攻防の後、前半終了。
タックル網を突破できないだけでなく、セットプレーやブレイクダウンも含めて劣勢に。17点差を逆転するにはかなりのプレーで修正を迫られていますが、果たしてハリケーンズに逆転の手立てはあるのか・・・?
開始直後、SH齋藤が負傷。前川李蘭に交替となります。
さらに、
法政大のフッカー・井口がオフサイドの繰り返しでシンビン、10分間の一時退場に。ハリケーンズにとってはとても大きなチャンス。スクラムの要が抜け、FWが一人抜けている時間帯に一気に差を詰めたいところ。
PKとバックスの攻撃でゴール前10mまで進むと、ハイタックルのペナルティを得てマイボールラインアウトに。
ところがこのラインアウトでノットストレート。一気にトライとは行きません。
とはいっても法政大が一人少なくなったスクラムではさすがにハリケーンズが優勢。この後はハリケーンズの時間帯となり、ハリケーンズが法政大ゴール前5m付近で攻撃を続けます。
法政大もタックルで応戦ししてきますが、
5-17
7-17
ゴール前で少々時間が掛かってしまいましたが法政のタックル網をどうにか突破。
追加点を挙げたいところですが、程なく法政大・井口もシンビンが明け再びスクラムで劣勢に回ると、コラプシングからPGを狙われます。
7-20
残り20数分といったとこで13点差。2T2Gで逆転できる点差ですが、なかなか攻撃を継続し敵陣に入ることが出来ません。
また、再びPGを決められば勝利がかなり厳しくなってくる時間帯でもありますが、後半23分にはPGを狙われてしまいます(失敗)。法政のタックルは相変わらずどころか終盤に入り出足が鋭くなっているようにも見えるのですが、これはハリケーンズに攻撃が単調だったことが理由かも知れません。法政のタックルの前に、ハリケーンズも少々熱くなりすぎているような気もします。
法政大のダイレクトタッチで敵陣22mライン付近のマイボールラインアウトを得ますがキープ出来ず。ハーフウェイライン付近まで押し戻されました。自陣でボールを得て反撃に転じたいところですが、自陣を脱出することが出来ません。
ハリケーンズは自陣で守勢に。反撃の糸口を掴めぬまま、
7-25
7-27
決定的とも言えるトライ。数字の上では3連続トライで逆転可能ですが、このゲーム状況ではなかなか厳しく感じます。
それでもハリケーンズは反撃を開始。FB普久原がギャップをついてブレイクすると、CTBナコがゴール前5mまで迫ります。
ここでマイボールスクラムを得ると、
12-27
14-27
再三止めていた水間の突進を許したこともあるのか、ここで法政大の方が少し浮き足立ってきた感じもします。
ただし、ハリケーンズも攻撃を継続することは出来ず自陣で守勢になり、敵陣に入ることはおろか自陣を脱出出来ません。やっとの思いでハーフウェイラインに達するとここでペナルティ。そして、
14-30
少々の攻防のあとノーサイド。法政大はスクラムとタックルで大東文化大に続きハリケーンズも撃破。ハリケーンズは完敗で、1勝1敗となりました。
手痛い敗戦となりましたが、現時点では法政大との完成度の違いは如何ともしがたく完敗だと思います。法政大のタックルの出足が良くなってきたのもハリケーンズの攻撃オプションを読み切られていたからでしょうし、ハリケーンズは「現段階では」法政大のタックル網を突破できる攻撃オプションを持っていなかったということでしょう。少々熱くなりすぎていたかも知れません。まだまだチームとして若すぎるのだと思います。
次戦、流通経済大戦はもうすぐそこ。
立正大戦はゲームの最中に一段階成長出来たチームも、今回はそうは行かず試合後にお預け。
流通経済大戦はバランスの高いチームですから、セットプレーやディフェンス、接点で後手に回れば大量失点もありえますが、逆に言えばそこで競り合えれば勝利も見えてきます。たったの1週間しかありませんが、10月2日の三郷にはもう一段階アップデートしたチームが登場してきてくれるものと思います。
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