関東大学ラグビーリーグ戦公式戦
日本大vs法政大
得点表
日本大 | チーム | 法政大 | ||
71 | 合計得点 | 12 | ||
前半 | 後半 | ハーフ | 前半 | 後半 |
26 | 45 | 得点 | 5 | 7 |
4 | 7 | トライ | 1 | 1 |
3 | 5 | ゴール | 0 | 1 |
0 | 0 | PG | 1 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
メンバー表
日本大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 鈴木 哉斗 | 4 | 開志国際 |
2 | 井上 風雅 | 2 | 東福岡 |
3 | 山内 開斗 | 4 | 佐賀工業 |
4 | 趙 誠悠 | 4 | 大阪朝鮮 |
5 | テビタ ・オト | 4 | トンガ |
6 | 板倉 正矢 | 4 | 清真学園 |
7 | 飯田 光紀 | 4 | 日川 |
8 | 佐川 奨茉 | 2 | 佐野日大 |
9 | 前川 李蘭 | 2 | 目黒学院 |
10 | 普久原 琉 | 3 | コザ |
11 | 水間 夢翔 | 3 | 佐賀工業 |
12 | フレイザー・クワーク | 4 | 開志国際 |
13 | 広瀬 龍二 | 3 | 日川 |
14 | 髙野 謙人 | 4 | 静岡聖光学院 |
15 | ナサニエル・トゥポウ | 3 | マトリスブラザーズ |
16 | 春野 星翔 | 1 | 日本大学 |
17 | 林 琉輝 | 3 | 日本大学 |
18 | 岩上 龍 | 3 | 目黒学院 |
19 | 鷲谷 太希 | 3 | 天理 |
20 | シオネ・ハラシリ | 4 | 目黒学院 |
21 | 森口 公暉 | 3 | 日大藤沢 |
22 | 中司 大也 | 3 | 日本大学 |
23 | ジョアペ・ナコ | 1 | 大分東明 |
法政大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 石母田 健太 | 3 | 國學院栃木 |
2 | 井口 龍太郎 | 3 | 静岡聖光学院 |
3 | 河村 龍成 | 3 | 明和県央 |
4 | 竹部 力 | 2 | 大分舞鶴 |
5 | 兼森 大輔 | 4 | 報徳学園 |
6 | 高城 喜一 | 2 | 金光藤蔭 |
7 | 吉永 昂生 | 3 | 東福岡 |
8 | 大澤 蓮 | 4 | 長崎南山 |
9 | 隠塚 翔太朗 | 4 | 東福岡 |
10 | 金 侑悟 | 1 | 大阪朝鮮 |
11 | 高橋 達也 | 4 | 目黒学院 |
12 | 舘内 倭人 | 4 | 法政大学第二 |
13 | 伊藤 浩介 | 4 | 愛知 |
14 | 坂田 龍之介 | 3 | 東海大学仰星 |
15 | 石岡 玲英 | 2 | 御所実業 |
16 | 坂本 滉樹 | 4 | 京都工学院 |
17 | 稲田 壮一郎 | 4 | 中部大春日丘 |
18 | 橋本 陸 | 4 | 東京 |
19 | 渡部 創太郎 | 2 | 桐蔭学園 |
20 | 佐野 祐太 | 1 | 目黒学院 |
21 | 山脇 一真 | 2 | 天理 |
22 | 末長 和輝 | 4 | 長崎南山 |
23 | 南部 翔大 | 3 | 京都成章 |
タイムライン
激戦の東海大戦からたったの1週間で臨まなければいけない試合となってしまいました。選手達には疲労が蓄積されていることと思いますが、それでも練習を重ねて臨む最終戦は、東海大の結果如何では日大も僅かながら優勝の可能性を残す中臨む最終戦であり、SO饒平名の負傷により普久原を10番に、トウポウをFBに置く新布陣で臨む最終戦でもあります。
最終戦の相手の法政大は言わずもがなリーグ戦の伝統校ですが、今年は入れ替え戦の可能性がある中迎える最終戦です。昨年後半20分まで優勢に試合を進めながらも後半連続トライを許し最終的に接戦を演じた相手です。泣いても笑ってもこれが最後の最終戦。双方いろいろな思惑を抱える中キックオフを迎えました。
FBに下がったトゥポウの強烈なカウンターから幕開け。22mライン内側でキックをキャッチしたトゥポウは一瞬判断に迷い普久原にパスをしようとしたようですが、前に走り出すと一気に加速。法政ディフェンスを物ともせず前進、一度ボールを置きながら法政大陣10mライン手前まで前進します。
ハリケーンズは法政大陣20m付近のラインアウトからモールを形成すると猛烈にドライブ。ゴール前10m付近まで前進すると右オープンに展開し、
5-0
SH前川のG失敗。
法政大はハーフウェイ付近のモールからSH隠塚がライン裏にボックスキック。このボールをWTB高橋が22mライン手前でキャッチしチャンスとなりますが、ハリケーンズWTB水間が逆にボールを奪い取ってカウンター。
水間の力強いボールハントと力強い走り。体が少し絞れているような気もします。ステップも踏んでいる気がします。窪田コーチの効果でしょうか。
ハリケーンズはハーウウェイライン付近でCTB広瀬のタックルからFL飯田・CTBクワーク・WTB髙野が素早く殺到しジャッカル成功。ノットリリースザボール。
これで得た法政大陣20m付近のラインアウトから右オープンに展開。幾度となくフェーズを重ね、22mライン付近でSO普久原がパスダミーからブレイクしLO趙に繋ぐと、
10-0
12-0
もはやリーグ戦を代表するCTBに成長した広瀬が3人のタックルを受けながらもトライ。ハリケーンズの攻勢はまだ続きます。
法政大陣10mライン付近のラインアウトから攻撃を開始したハリケーンズは幾度となくフェーズを重ねて次々と前進していくと、CTBクワークがラック裏を独走して5mライン付近まで前進。さらにボールを繋ぎ、
17-0
19-0
J SPORTSのカウントによると15回もの重ねてのトライ。15回のブレイクダウンを制し、ハンドリングエラーもなく繋いでトライ。ボールがこぼれてもSH前川がしっかりフォロー、バックスもフォワードも走りました。
法政大はこの試合初めて日大陣に攻め込むと、ペナルティを得ながら前進。日大ゴール前のラインアウトからモールを押し込みインゴールに迫りペナルティを得ると、
19-5
FB石岡のG失敗。
このトライで少し緊張感が薄れてしまったか、この後はミスも出て法政に攻め込まれます。再びゴールライン前に攻め込まれますが、法政のミスに助けられさらに水間の好タックルと井上のジャッカルで危機を脱すると再び敵陣に。
法政大陣20m付近のラインアウトからモールを強烈にドライブし5m付近ラインまで前進しますが、タッチに押し出されトライならず。
ハリケーンズはハーフウェイ付近でWTB水間がキックをキャッチすると攻撃再開。またも幾度となくフェーズを重ねて前進すると
26-5
今度は11フェーズ重ねてのトライ。水間は2度目の被ハイタックルで、受難の試合に。
法政大は14人のまま後半戦スタート。ハリケーンズは3人入れ替えます。
キックオフからハリケーンズの攻勢。再びラックを制しながらパスを繋ぐと、
31-5
33-5
この後キックオフでノックオンがあり、法政大に攻め込まれますがCTBクワークのジャッカル成功で再び攻撃に転じます。
日大陣10mライン付近のラインアウトからから再び連続攻撃。NO8ハラシリらの突破からあっという間に敵陣に入ると、
38-5
SH前川のG失敗
ハイタックルをも吹き飛ばす走りで、前半戦最後のペナルティトライも合わせれば3連続トライの水間。前日21才の誕生日を迎えていますが、たくましく成長し自立したプレーヤーに。一人で局面を変えられるプレーヤーに成長しました。
試合は完全にハリケーンズが掌握。キックオフから法政にボールを全く攻め込みます。
43-5
45-5
キックオフから再び攻撃を開始したハリケーンズはまたも法政大陣に攻め込みますがここはノックオンが出て相手ボールに。
しばし膠着状態にあったゲームもハリケーンズが再び攻撃を開始、法政大陣に入りバックスがボールを繋いでいたところで法政大FB石岡のインテンショナルノックオン。法政は再びシンビンを出します。
さらにこのペナルティからゴール前10m付近でのラインアウトに。
50-5
CTB広瀬のG失敗。
55-5
57-5
キックオフからボールをキープしてノーホイッストライとなりましたが、このキックオフで今度はノックオン。で法政ボールのスクラムに。そして法政の反撃を許します。
55-10
57-12
さすがに疲れが出てきたのか、キックオフでのミスから「らしくない」ディフェンスで失点。
キックオフから法政の攻撃の前に受けに回ってしまいますが、ここが踏ん張りどころ。FB普久原のカウンターから攻撃に打って出て、敵陣に入ります。
法政大陣で再び攻撃を開始するハリケーンズ。もう一度ネジを巻き戻して前進、ペナルティから法政大ゴール前10m付近でのラインアウトを得ます。
60-12
62-12
もう一度気持ちを立て直して見事に仕留めましたが、このキックオフでもやはりノックオン。
このスクラムを押し込み、ボールを奪って自陣から展開、敵陣深くまで攻撃を継続したところ押し戻され、また押し返すという法政の最後の攻撃を受けたり押し戻したりのジェットコースターのような展開になりますが、
69-12
71-12
リーグ戦のラストパスはフレイザー・クワークから普久原流へ。最後は普久原のトライで締め、広瀬のゴールが決まったところでノーサイド。
この後の東海大の試合結果次第では優勝の可能性を残していましたが、東海大が流通経済大に大差で勝利を収めたため2位が確定。リーグ戦2位として、無敗のまま選手権に進むことになりました。
一昨年とも昨年とも違う違うチームです。選手権ではまた違う結果となるでしょう。大学選手権特設ページにある通り、とても頼もしいヘラクレスです。今日出た課題も克服して、大学選手権でも堂々とした戦いぶりに期待したと思います。
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