関東大学ラグビーリーグ戦公式戦
日本大vs大東文化大
得点表
日本大 | チーム | 大東文化大 | ||
88 | 合計得点 | 5 | ||
前半 | 後半 | ハーフ | 前半 | 後半 |
45 | 43 | 得点 | 0 | 5 |
7 | 7 | トライ | 0 | 1 |
5 | 4 | ゴール | 0 | 0 |
0 | 0 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
メンバー表
日本大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 坂本 駿介 | M1 | 三本木農業 |
2 | 藤村 琉士 | 4 | 京都成章 |
3 | 岩上 龍 | 2 | 目黒学院 |
4 | 趙 誠悠 | 3 | 大阪朝鮮 |
5 | 板倉 正矢 | 3 | 清真学園 |
6 | 長谷 銀治朗 | 4 | 御所実業 |
7 | 飯田 光紀 | 3 | 日川 |
8 | シオネ・ハラシリ | 3 | 目黒学院 |
9 | 村上 陽平 | 4 | 仙台育英 |
10 | 饒平名悠斗 | 2 | コザ |
11 | 水間 夢翔 | 2 | 佐賀工 |
12 | 広瀬 龍二 | 2 | 日川 |
13 | フレイザー・クワーク | 3 | 開志国際 |
14 | ナサニエル・トゥポウ | 2 | マリストブラザーズ |
15 | 普久原 琉 | 2 | コザ |
16 | 竹内 治人 | 3 | 目黒学院 |
17 | サミソニ・アサエリ | 4 | 目黒学院 |
18 | 新井 真魚 | 3 | 日大高 |
19 | 佐川 奨茉 | 1 | 日大高 |
20 | 平坂 桃一 | 2 | 日大高 |
9 | 前川 李蘭 | 1 | 目黒学院 |
14 | 齋藤 芳徳 | 2 | 大分東明 |
22 | 呉 尚俊 | 4 | 大阪朝鮮 |
大東文化大大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 小島 燎成 | 3 | 秋田工業 |
2 | 川畑 宥馬 | 4 | 中部大春日丘 |
3 | 藤倉 大介 | 1 | 国学院栃木 |
4 | 塩見 成梧 | 2 | 御所実業 |
5 | 呉山 聖道 | 4 | 大阪桐蔭 |
6 | 田中 侑輝 | 4 | 岐阜工業 |
7 | スコット・ケアヌ・プブンガトア・レオネ | 1 | ロトルアボーイズ |
8 | シオシファ・ラベマイ・マウ・トル | 2 | ニューイントン |
9 | 稲葉 聖馬 | 1 | 御所実業 |
10 | 落 和史 | 2 | 石見智翠館 |
11 | 松田 武蔵 | 2 | ロトルアボーイズ |
12 | 高本 海斗 | 2 | 大阪桐蔭 |
13 | ペニエリ・ジュニア・ラトゥ | 1 | セントピーターズスクール |
14 | 鎌田 進太郎 | 3 | 石見智翠館 |
15 | 青木 拓己 | 2 | 御所実業 |
16 | 竹下 亜門 | 4 | 鹿児島工業 |
17 | 森 俊輔 | 2 | 深谷 |
18 | 藤井 大暉 | ||
19 | 高橋 洋人 | 2 | 府中西 |
20 | 西林 勇登 | 1 | 御所実業 |
21 | 東海林 拓実 | 3 | 山形中央 |
22 | 戸野部 謙 | 2 | 岐阜工業 |
23 | 朝倉 健裕 | 3 | 御所実業 |
タイムライン
流通経済大戦の敗戦から1週間。
藤村主将は「負けてからのうちは強い」というコメントを残し、公式Twiterには「メンバー、応援、スタッフ全員がone teamとなり全力を出し切ります」の文字が。
果たしてどんな感じになっているのだろう?
開始前、練習風景を覗いてみると・・・・スタンドでは部員の制服に関することまで統制し、綺麗に並んでいます。
アップもかつてない緊張感を感じ・・・・。
ONE TEAM。
すべての言葉に嘘はない。試合前から、今日は勝ち試合に間違いないと確信しました。
そして開始直後に、それは「圧倒して勝てる」確信に変わります。
強風の中、ハリケーンズは風上でスタート。大東大ボールでキックオフしましたが、大東大のスタートが早くセンタースクラムへ。
センタースクラムを押し込んだハリケーンズは右に展開。WTB水間が大外を駆け上がり大東ゴール前10mまで前進。いきなり大東大陣に攻め込みます。
目の覚めるような立ち上がり。ハリケーンズはこの後も大東大陣で攻撃を続け、
5-0
幸先良く先制。
「攻撃を続け・・・」とさらりと書いてありますは、実はハリケーンズは2度ほどボールを奪われ反撃にあっています。
しかしならハリケーンズディフェンスも良く戻り、大東大の逆襲を許しませんでした。
「必ず取って帰る」という強い意志と集中力を感じ、「今日は大東大を圧倒できる」という確信を得ました。
ハリケーンズはキックオフからボールをキープされますが、早い出足のディフェンスで応戦。
FWの集まりも早く、ノットリリースザボールの反則を誘い再び大東大陣に攻め込みます。
10-0
12-0
ハリケーンズはキックオフのボールを再びキープ出来ず、大東大が速攻を開始。ハリケーンズディフェンスもオフサイドを繰り返しながらもどうにか対応しゴール前5mあたりで小康状態に。
ここで大東大にトライを取られれば、またいつも通り。
ハリケーンズフィフティーンもそんな思いがあったのか、とにかくディフェンスを続けます。そんな中でビッグプレー。
17-0
大東大ゴール裏で観戦していたため、何が起きたかさっぱり分かりませんでしたが、一部ピンボケながらも正面から写真が取れていました。
1枚目、普久原のタックル。一撃で決まったわけではありませんが前進を止め、お互いもつれる形で普久原の左腕が相手のボールと胸の間に入りました。この後ボールが少々暴れます。
2枚目、暴れたボールを手にする普久原。WTBトゥポウはすぐにこれに反応、普久原に視線を送りながら駆け上がってボールをもらいに行っているように見えます。
3枚目、普久原もこれにすぐ反応してトゥポウにパス。
4枚目と5枚目と6枚目、走りきれると判断したのかトゥポウは一気に加速し独走態勢に。
7枚目、追いすがる大東大ディフェンスを交わして、
8枚目、フォローに走る村上を引き連れてトライへ。
ボールを奪い取るところもさるところながら、これにすぐに反応するトゥポウとさらにこれに反応する普久原のすごさ。
このプレーで再び流れを呼び戻したハリケーンズ。
攻撃の手を緩めません。今度はキックオフのボールをキープすると、
22-0
24-0
もう一人のウィング、水間も積極的な走りを披露。なおも攻撃の手を緩めず、
29-0
31-0
いつになく果敢な走りを見せるフレイザー・クワークがまたもブレーク。ハリケーンズの躍動はまだまだ続きます。
36-0
38-0
前半の最後に、今度はFWでトライを取ります。
43-0
45-0
30分過ぎにやや膠着状態になった時間帯がありましたが、相手ボールのラインアウトをスチールすることでこの状態から抜け出したハリケーンズがFWでトライ。ここで時間を使って前半終了を待つようであれば、今までと大差ないというところで、「相手陣深く攻め込んだら取って帰る」ことが出来たこのトライは大きい。
後半終了間際には大東大に攻め込まれ、またスクラムでもペナルティを取られてしまうこともありましたが、逆にスクラムを押し込んでペナルティをもらったところで前半終了。
強風の中風上にたった前半戦は「今までとは違う」雰囲気を見せたハリケーンズ。注目の後半戦はハリケーンズのキックオフでスタート。
50-0
52-0
キックオフ直後のロングキックの蹴り合いで、自陣15m付近でボールをキャッチしたFB普久原のカウンターから一気にボールを前に運び続け鮮やかにトライ。風下に立ってもハリケーンズの攻勢は変わりませんでした。
この後キックオフから大東大が日大陣に入りますが、ハリケーンズも落ち着いて対応。5分過ぎには敵陣に入ります。
57-0
この後、大東大が調子を出してきたのかハリケーンズが雑になってきたのかはわかりませんが、お互いターンオーバーが頻発する状況に。そんな中、日大陣10mのスクラムから展開した大東大はSO落が抜けだし日大ゴール前10mまで迫ります。ボールは繋がらずことなきを得ますが、この後しばらく我慢の展開に。
大東大はWTB鎌田の好走から日大ゴール前に迫りますが、ここはハリケーンズもどうにか防ぎ、
逆に自陣ゴール前5mスクラムから展開するとFB普久原・WTBトゥポウが二人でボールをつなぎながら一気に22mライン内側まで前進。
62-0
64-0
しばらく風下で我慢の時間を過ごしたハリケーンズですが、再び攻勢に出ます。
69-0
74-0
76-0
大東大は日大陣22mライン付近でターンオーバー。インゴールに転がしたボールをWTB朝倉が追いかけ抑えますが、寸前でタッチラインを割ってしまいトライならず。
76-5
ここまで風下に立っても無失点で耐えてきたハリケーンズですが、22mライン付近でターンオーバーされるとついにトライを奪われました。ハリケーンズの集中力も高く、いつもより鋭い出足を見せていましたがここは大東大が気迫と工夫で押し切った印象です。
大東大はキックオフから展開。WTB朝倉が抜け出してハーフウェイライン付近まで前進しますが、ハリケーンズディフェンスが鋭い出足で徐々に押し戻し、大東大陣10m付近でターンオーバーすると右オープンに展開。
81-5
86-5
88-5
キックオフのボールを蹴り出し、ノーサイド。
冒頭で触れたとおり、勝つべくして勝ったハリケーンズ。最後まで攻撃の手を緩めませんでした。
流通経済大戦のショッキングな敗戦からたったの1週間でよくぞここまで持ってきた、というのが率直な感想。
個人的にいくつか勝負所だと感じた場面がありましたが、その場面でも常に高い集中力を保ち、足も気持ちも止まることなく自分たちのラグビーで攻め続けた濃密な90分でした。
どこよりも精神的に強いチームで、強豪チームへの階段を現在駆け上っています。
次はいよいよ最終戦、ここまで全勝の東海大が相手。
僅かながら優勝の可能性も残し、2位を自力で決めることが出来る状況ですが、そんなことは関係なく思い切り自分たちの信じるラグビーを見せて欲しいと思います!
ONE TEAM!
コメント掲示板
ご感想・要望・質問等、管理人への伝言にお気軽にご利用下さい。