関東大学ラグビーリーグ戦公式戦
日本大vs流通経済大
得点表
日本大 | チーム | 流通経済大 | ||
14 | 合計得点 | 40 | ||
前半 | 後半 | ハーフ | 前半 | 後半 |
7 | 7 | 得点 | 21 | 19 |
1 | 1 | トライ | 3 | 3 |
1 | 1 | ゴール | 3 | 2 |
0 | 0 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
メンバー表
日本大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | シオネ・ハラシリ | 3 | 目黒学院 |
2 | 藤村 琉士 | 4 | 京都成章 |
3 | 新井 真魚 | 3 | 日大高 |
4 | 趙 誠悠 | 3 | 大阪朝鮮 |
5 | テビタ・オト | 3 | トンガ |
6 | 佐川 奨茉 | 1 | 日大高 |
7 | 飯田 光紀 | 3 | 日川 |
8 | 長谷 銀治朗 | 4 | 御所実業 |
9 | 前川 李蘭 | 1 | 目黒学院 |
10 | 饒平名悠斗 | 2 | コザ |
11 | 水間 夢翔 | 2 | 佐賀工 |
12 | 広瀬 龍二 | 2 | 日川 |
13 | フレイザー・クワーク | 3 | 開志国際 |
14 | 齋藤 芳徳 | 2 | 大分東明 |
15 | 普久原 琉 | 2 | コザ |
16 | 坂本 駿介 | M1 | 三本木農業 |
17 | サミソニ・アサエリ | 4 | 目黒学院 |
18 | 新井 真魚 | 3 | 日大高 |
19 | 板倉 正矢 | 3 | 清真学園 |
20 | 平坂 桃一 | 2 | 日大高 |
21 | 村上 陽平 | 4 | 仙台育英 |
22 | 呉 尚俊 | 4 | 大阪朝鮮 |
23 | ナサニエル・トゥポウ | 2 | マリストブラザーズ |
流通経済大 | |||
No. | 氏名 | 年 | 出身校 |
---|---|---|---|
1 | 小川 寛大 | 4 | 京都工学院 |
2 | 松田 一真 | 4 | 常翔学園 |
3 | 壽文字 将 | 4 | 流通経済大柏 |
4 | タマ・カペネ | 3 | |
5 | アピサロメ・ボギドラウ | 2 | |
6 | 篠澤 輝 | 1 | 流通経済大柏 |
7 | 坂本 侑翼 | 4 | 流通経済大柏 |
8 | 南 太陽 | 2 | 大阪産業大学付属 |
9 | 野村 悠 | 3 | 流通経済大柏 |
10 | 荒木 龍介 | 3 | 湘南工科大学付属 |
11 | 堀井 雄登 | 1 | 大東文化大学第一 |
12 | 土居 大吾 | 2 | 流通経済大柏 |
13 | ヴィリアメ・タカヤワ | 4 | |
14 | 園田 亜弥斗 | 3 | 京都成章 |
15 | 河野 竣太 | 3 | 常翔学園 |
16 | 飯野 翔也 | 3 | 流通経済大柏 |
17 | 神田 康生 | 1 | 鹿児島工業 |
18 | 吉川 豪人 | 3 | 大阪学院 |
19 | 西山 樹 | 3 | 流通経済大柏 |
20 | シオネ・リクアタ | 2 | |
21 | 武井 陽昌 | 1 | 熊本工業 |
22 | 中川 彪流 | 4 | 流通経済大柏 |
23 | イノケ・ブルア | 3 |
タイムライン
いよいよやってきた全勝対決。
勝てば何位以上とか、選手権出場が決まるとか。そんなことは優勝を狙う両チームには関係のないこと。
全勝を守り優勝争いを続けるチームはどちらなのか、全勝の両チームが無観客の中対戦しました。
流経大ボールのキックオフ。蹴り合いとなりますが、
自陣10mラインアウト付近のラインアウトからラインアウトをキープしたハリケーンズは、展開すると自陣10mライン付近でボールを受けたFB普久原が流経大陣22mライン内側まで一気に前進。ボールは繋がりませんでしたが流経大陣に攻め込みます。
流経大陣10mライン上のラインアウトから、ハリケーンズが連続攻撃。幾度となくフェーズを重ねながら徐々に前進、ミスなく攻撃を続けゴール前5mまで前進しますがここで孤立してしまいターンオーバー。しかし、
5-0
7-0
攻め続けてゴール前でボールを失うという流れを失い兼ねない場面ですが、流れを持ってくることが出来る選手がトライを決めてくれました。このまま勢いに乗って行きたいところでしたが・・・・
この後、ハリケーンズにも流経大にもミスや反則が出てどっちつかずの展開となり、どちらも主導権を掴めません。
ビッグヒット、ビッグゲイン。どちらにも生まれないまま迎えた前半15分。
流経大は自陣10mのラインアウトからモールを形成すると日大陣10mラインまで20m猛烈にドライブ。さらにペナルティを得て日大ゴール前10mでのラインアウトを得ると、
7-5
7-7
得意のモールを押し込んでからミスなく一気に仕留めた流経大はこれで勢いに乗り、先制したはずのハリケーンズはこれで後手に回ってしまった感があります。
ハリケーンズはキックオフから攻め込み得意の連続攻撃を見せますが、出足も早く分厚くなった流経大ディフェンスの前に苦戦。キックオフ直後とは違い、なかなか前進出来ません。
それでもペナルティを得てゴール前10mでのラインアウトを得ますが
ハリケーンズはゴール前10mのラインアウトをキープするとモールを形成しようと試みますが、オブストラクション発生。
オブストラクションの判定は微妙なところではありますが、その前にハリケーンズがやや静かになってしまった印象を受けます。
専修大戦や法政大戦の終盤でもそうでしたが、試合運びが停滞するとこのような感じになる印象・・・・・。
流経大は自陣10mのラインアウトから連続攻撃。日大陣10mまで前進するとペナルティを得て日大陣10mでのラインアウトに。
ここで組まれたモールはハリケーンズが押し勝ち、流経大FWをタッチに押し出します。ここで流れを引き寄せたいところでしたが、
流経大は自陣10mライン付近でキックをキャッチするとカウンター。バックスに展開しながら日大陣22mラインまで前進するとペナルティを得て日大ゴール前5mでのラインアウトへ。
勢いに乗り攻め込んでくる流経大に対し、ハリケーンズはディフェンスの出足も戻りも遅くなってきたようです。
そして勝負所のラインアウトを迎えますが・・・・
7-12
7-14
沸き立つ流経大フィフティーン。
FW戦に拘らなくても、チャンスを掴めばそのままトライに持っていける。そんな自信を感じる佇まいになってきました。
良くない流れを断ち切りたいハリケーンズはキックオフより早い出足を見せ流経大の攻撃を封鎖、さらにハーウェイライン付近でキックを受けるとカウンターを仕掛け攻撃再開。流経大の速く重いディフェンスに苦しみ時より押し戻されますが、個で上回る選手の突破に活路を見いだしに次第に前進。流経大陣22mラインまで進みますが、ここで暴れたボールが手に付かずノックオン、惜しいところを逃します。
仕切り直しで攻めたいハリケーンズ。
流経大陣10mでのマイボールラインアウトから攻撃を再開したいところですが、このラインアウトで獲得したボールが乱れ、流経大SO荒木のもとに渡ると荒木が日大ゴール前まで一気に独走。流経大はここでペナルティを得てスクラムを選択すると、
7-19
7-21
流経大は相変わらずワンチャンスで仕留めてきます。攻撃のオプションも豊富でハリケーンズはついて行けません。
後半巻き返したいところですが・・・・・。
照明に灯がともり、完全にナイトゲームとなった後半戦。
流経大LOアピサロメ・ボギドラウのスーパーゲインで幕を開けます。
流経大陣22mライン付近のラックからボールを持ち出したLOアピサロメ・ボギドラウが一気に日大陣22mラインまで前進。
ここではボールが繋がらずハリケーンズボールのスクラムとなりますが、
このスクラムでハリケーンズがコラプシング。
雄叫びを上げる流経大FW。
ここで勝負あったのかも知れません。
7-26
勝利を決めに来たんだな、と。
ここまでモールやスクラムで無理せず様々なオプションから攻撃を仕掛けて来ましたが、この力での突破、スクラムと完全に流れが掴めてきたので、モールも奇をてらわずシンプルに押し込んできました。
もう負けることはない、そう感じたのでしょう。
流経大が沸き立つ中、ハリケーンズもゴール前5mのラインアウトというチャンスを得ます。
この試合一番の踏ん張りどころでしたが、流経大のディフェンスは思いのほか重厚で押し戻されターンオーバー。
さらにペナルティから流経大陣15mでのマイボールラインアウトを得ますが、ここはラインアウトをキープ出来ず逆にカウンターで攻め込まれてしまいます。流経大は日大陣22mライン付近まで一気に攻め込んできますが、ペナルティで攻撃が続きません。逆に日大はこのペナルティからハーウェイラインまで前進しますが、
このラインアウトをまたしても失い、自陣に逆戻り。
自陣に戻ったハリケーンズは流経大のディフェンスをこじ開けながら徐々に前進していきますが、「反撃」までには至りません。
逆に相手ボールスクラムで反則を取られ、ペナルティから再びゴール前でピンチを迎えてしまいます。
このラインアウトでは流経大もキープ出来ませんでしたがハリケーンズもルースボールが手に付かずノックオン。再び流経大ボールのスクラムとなりますが、ここでまたしてもハリケーンズの反則。悪い流れの中で日大ゴール前5mラインアウトを迎えると、
7-31
7-33
もはやこの状況で勝負をひっくり返すのは難しい。敗戦濃厚となった中、ハリケーンズもなんとか反撃を試みます。
流経大ゴール前5mでのマイボールラインアウトをキープしたハリケーンズはモールこそ押せなかったもののFW戦を挑みゴール前まで前進。しかしここでターンオーバを許してしまいトライまで持ち込めず。
流経大陣22mライン上でのマイボールラインアウトをキープしたハリケーンズはモールを猛烈にドライブ。ゴール前5m手前まで前進するとペナルティを得て5mラインアウトへ。
12-33
14-33
チャンス1発では仕留められなかったものの、ハリケーンズ得意の形でようやくトライを取ることが出来てチームもようやく活気づきました。
この後のキックオフではハリケーンズらしいラグビーで攻撃を持続し少しずつ前進していきますが、相手ボールのラインアウトから痛い失点をしてしまいます。
14-38
14-40
このプレーは・・・狙われてたかな。FBの位置、パスの出方を考えるとあらかじめ狙っていたように思いますが、ハリケーンズの速い出足のディフェンスが機能している裏返しとも言えます。
敗戦を決定的にするトライを奪われたハリケーンズですが、最後の意地を見せるべく流経大陣に攻め込みます。
流経大が勝利を確信しクルージングに入っているということもあるかも知れませんが、反則を誘発させられていたスクラムも改善し相手が反則をするようになってきました。守勢に回っても早いディフェンスが機能しており、もう一矢報いたいところでしたが・・・・。
流経大ゴール前10mまで攻め込んだところでボールは繋がらず、その後幾度かプレーをしたところでノーサイド。
ハリケーンズには手痛い敗戦となってしまいました。
手痛い敗戦・・・といえばもちろんそうですが、そこまで悲観することもありません。
ハリケーンズのシンプルなラグビーは、やり通せれば確実にディフェンスを突破できるし、ディフェンスだって機能すれば相手にとってはやっかいなものになるはずです。
シンプルゆえに相手も対策を取ってくるのでしょうが、それでもやっていけるはずです。相手もいやだろうから。
ただやはり残念なのが、ずっと感じている不測の事態が起きたときの対応です。
静かに燃えるのも個性なのかも知れませんし、元気があればなんでも出来るとは思いませんがどこかで何かを変えて欲しい。
それからこれもずっと思っていることで、その感情を隠したこともありませんが、ハリケーンズはまだまだ強豪チームへの階段を上っている成長段階のチームです。
強豪チームの仲間入りはまだ果たせていない、それはずっと感じています。
まだまだこれからのチームですから、ファンの皆さんも落ち着いて応援していきましょう!
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