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仲間が倒されたぞ!
何が起こるかな?ここが勘所。

倒されたら何が出来る?

前章でラグビーは「ボールの取り合い」というお話をしました。

誰かがどこかで敵に倒されたとき何が起こるかを考えます。勘のいい人は「どうせボールの取り合いが起こるんでしょ」とか言っちゃうかも知れませんが、ここが勘所でもあります。少々長いです。

仲間がタックルで倒されました。倒された選手に出来ることは何でしょうか?

実は、ラグビーでは倒れている選手、寝ている選手は一切プレーに参加出来ないというルールがあります。
従って地面に倒されたあなたは選手は参加することが出来ません。倒された選手が出来ることはボールを手放し、仲間の助けを待つ以外のことは出来ません。なお。倒れておる選手・寝ている選手にはタックルをした選手も含まれます。タックルしたらすぐに起き上がらないといけません。

↓倒れたらボールを手放す。これは義務。ラグビーの常識。

倒された仲間に何が出来る?

倒された仲間に出来ること。それは仲間の元に駆けつけるか、敢えて何もしないかのどちらか。何もしないというと薄情者に聞こえてしまうかも知れませんが、皆で駆けつけたら人数が多すぎるのです。ですから、基本的に近くにいる仲間数名が各々助けに入るか入らないかを適切に判断して駆けつけることになります。
上の二つの写真でも、上の写真では青のチーム(中央大学)の数名、下の写真でも緑のチーム(専修大学)の数名が駆けつけて来ているのが映っていますね。

●駆けつけて何をするの?

こちらの連続写真をご覧下さい。
黒のチーム・日大の5番板倉くんが紫のチーム(明治大学)の選手をタックルで倒そうとしています。

見事倒しました。板倉くんは倒しただけではなく、倒した相手のボールを奪おうとしています。俗に言う「ジャッカル」。明治の選手が2人、仲間の助けに行こうとしているのも確認できます。果たして奪えるかな?

板倉くんがボールを奪う前に、明治の仲間が間に合い板倉くんのジャッカルを阻止しています。板倉くんの方にも日大の仲間がフォローに入っている点にも注目。

はい。ということで、駆けつけた選手がすること、出来ることは「体を張ってボールを守ること」でした。前回お話したように、ラグビーではボールの取り合いをする際体をぶつけることが許されています。ですから、このような場合も相手に体をぶつけてボールを守るのです。
この章の冒頭で「どうせボールの取り合いが起こるんでしょ」なんて書いていますけどその通りなんですね。
ただ、ここではもう少し踏み込んでみて、もう少しだけラグビーに詳しくなってみましょう。

地上にあるボールを取り合うということ

最後の写真にもう一度注目。倒された明治の選手はボールを手放しています。また、ボールを奪おうとした板倉くんはボールを拾い上げるまでには至らず、ボールは地上にある状態です。そしてボールを奪おうとした板倉くんにそれを阻止しようとする明治の選手が体をぶつけ合っています。

地上にあるボールを双方1名以上の立っているプレーヤーが「体を接触しながら」奪い合っている状態を「ラック」と呼んでいます。ラグビー中継を見たことがある方なら聞き覚えがあるかも知れません。単にボールの取り合いであるのにわざわざ「ラック」という言葉を付けているのはラックが形成されると発動するルール・制限があるからです。

上の連続写真で言うと、板倉くんに明治の選手が接触した時点でラックになります。2枚目の写真はまだラックではありませんが、3枚目の写真では板倉くんに明治の選手2人が組み付いているので、この写真の時点で間違いなくラックです。
この状態になると・・・・日大の選手も明治の選手も、この密集の中では手でボールを扱えなくなります。ラックになったときに発動する一番大きな制限は「ラック中では手でボールを触れない」ことなのです。
明治の選手がこの密集からボールを仲間に供給するには、足でボールを掻きだして密集の外に出す必要があります。
また、板倉くんも2枚目の写真の時点ではボールに手を掛けて奪い取ることが可能ですが、3枚目の写真のときにはボールから手を離さなくてはいけません(まだボールが地上にあったらの話。詳しくは後述)。

果たして奪い取れるのか?

しつこく出てくるこの写真。何度もいうように、ラックが形成されています。
紫のチーム、明治大から見れば仲間が倒される→ボールを奪われそうなので仲間とボールの救出に駆けつける→ボールを守るために相手に組み付きラックになる、という形でラックが形成されました。

ここまで

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